●えびの市【えびの】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
えびの〔市〕
えびの
宮崎県南西部,川内川の最上流域加久藤盆地とその周辺を占める市。東は小林市,西と南は鹿児島県,北は熊本県にそれぞれ接している。1966年飯野町,加久藤町,真幸町の 3町が合体,1970年市制。平安時代は藤原氏の荘園,鎌倉時代から日下部氏,北原氏が支配。永禄7(1564)年以来明治まで島津氏に属した。中部に加久藤,東部に飯野の中心市街地がある。盆地中央を川内川が流れ,農業地帯を形成。良質の米,園芸作物を産する。南部に霧島錦江湾国立公園に属する霧島山の韓国岳,甑岳(こしきだけ),白鳥山に囲まれたえびの高原,白鳥温泉,西部に京町温泉,吉田温泉があり,観光資源に富む。甑岳針葉樹林およびノカイドウ自生地はともに国の天然記念物。JR吉都線,肥薩線,国道221号線,268号線などが通り,九州自動車道と宮崎自動車道のジャンクションがある。面積 282.93km2(境界未定)。人口 1万9538(2015)。
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デジタル大辞泉
えびの‐し【えびの市】
⇒えびの
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