●かしら【カシラ】
デジタル大辞泉
かしら[副助・終助]
《「かしらん」の音変化》
[副助](「なに」「だれ」「どこ」などの疑問語に付いて)不定のものをいう意を表す。「どこかしら へ行ってしまった」「なにかしら むつかしいことを言っていた」
[終助]
1 口調を和らげ、不審・疑問の気持ちを表す。かな。
㋐自分自身に対して問いかける。「あら、雨が降ってきたのかしら 」「午後は何をしようかしら 」
㋑相手に対して問いかける。「ご都合はいかがかしら 」
2 打消しの助動詞「ない」「ん(ぬ)」のあとに付けて、願望・依頼の意を表す。「わたしも連れていってくれないかしら 」「お世話願えませんかしら 」
[補説]現代では、多く女性が用いる。


1 口調を和らげ、不審・疑問の気持ちを表す。かな。
㋐自分自身に対して問いかける。「あら、雨が降ってきたの
㋑相手に対して問いかける。「ご都合はいかが
2 打消しの助動詞「ない」「ん(ぬ)」のあとに付けて、願望・依頼の意を表す。「わたしも連れていってくれない
[補説]現代では、多く女性が用いる。
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世界大百科事典 第2版
かしら
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精選版 日本国語大辞典
か‐しら
(「かしらぬ(ん)」の変化した語。多く女性が用いる)
[1] 〘終助〙 =かしらん①
※この子(1896)〈樋口一葉〉「これからの永世(ながらく)を光りも無い中に暮すのかしら」
[2] 〘副助〙 (「何」「どこ」「だれ」などにつけて用いる) =かしらん②
※滑稽本・八笑人(1820‐49)初「人を破家(ばか)に計りしなさんなよ。何かしらちっとは能の有る物だ」
[語誌]→「かしらん」の語誌
出典:精選版 日本国語大辞典
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