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かしら【カシラ】

デジタル大辞泉

かしら[副助・終助]
《「かしらん」の音変化》
[副助](「なに」「だれ」「どこ」などの疑問語に付いて)不定のものをいう意を表す。「どこかしらへ行ってしまった」「なにかしらむつかしいことを言っていた」
[終助]
口調を和らげ、不審・疑問の気持ちを表す。かな。
㋐自分自身に対して問いかける。「あら、雨が降ってきたのかしら」「午後は何をしようかしら
㋑相手に対して問いかける。「ご都合はいかがかしら
打消しの助動詞「ない」「ん(ぬ)」のあとに付けて、願望・依頼の意を表す。「わたしも連れていってくれないかしら」「お世話願えませんかしら
[補説]現代では、多く女性が用いる。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

かしら

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

かしら
か知らぬの変化したかしらんの転。近世江戸語以降の語。現代語では、女性の話し言葉に用いられる
副助
「なに」「だれ」「どこ」など、疑問詞に付いて、不定のものをいう場合に用いる。 なに-、おばけのようなものが見えたの なんていうの-、結局、こちらの気持ちしだいね
終助
文末にあって、体言またはそれに準ずるもの、活用語の連体形などに接続する。
自分自身または相手に対して、軽い疑問や不審の意を表す。 あした、お天気になる- あんなことしていいの-
相手に対して質問の意を表す。 あなた、どなたでした- デパートは九時にあきます-
自分を軽く促したり、また相手に同意を求めたりする気持ちを表す。 電車で行こう- もう少し待ってみよう-
打ち消しの語に付いて、
願望や勧誘の意を表す。早く春にならない-ちょっと手伝ってくれない-
危ぶむ気持ちを表す。失敗しない-こんなことをしてはいけません-江戸語ではかしらぬかしらんの形で用いられることが多いが、時にはかしらの形も見られる。何-ちつとは能の有るものだ/滑稽本・八笑人

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

か‐しら
(「かしらぬ(ん)」の変化した語。多く女性が用いる)
[1] 〘終助〙 =かしらん
※この子(1896)〈樋口一葉〉「これからの永世(ながらく)を光りも無い中に暮すのかしら」
[2] 〘副助〙 (「何」「どこ」「だれ」などにつけて用いる) =かしらん
※滑稽本・八笑人(1820‐49)初「人を破家(ばか)に計りしなさんなよ。何かしらちっとは能の有る物だ」
[語誌]→「かしらん」の語誌

出典:精選版 日本国語大辞典
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