●かまくら
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
かまくら
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
かま‐くら
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本文化いろは事典
かまくら
デジタル大辞泉プラス
かまくら
出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
かまくら
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
かまくら
秋田県に行われる小正月(こしょうがつ)行事の一つ。いまはすべて子供の行事で、道端などに縦横2メートルぐらいに雪を積み上げて固め、中を掘り広めて雪室(ゆきむろ)をつくり、莚(むしろ)や毛布を敷き、こんろを持ち込んで餅(もち)を焼いたり、甘酒を沸かして飲食し、また通りがかりの人にふるまって銭や餅をもらう。横手市のものは雪室の中に祭壇を設けて幣を立て、灯明をともして水神を祭る。かまくらという名称は、囲み、固めたこの雪洞(ゆきあな)の形からの命名で、竈(かま)や釜(かま)、あるいは地形名として各地にある「かま」や「かまくら」と同類のものである。神奈川県鎌倉市も同様の地形地名であるにすぎず、秋田の「かまくら」を鎌倉幕府や鎌倉権五郎と関係づけようとするのは、後世の付会である。この行事は、正月小屋、とんど小屋、鳥追い小屋と一連のもので、年の初めに遠来の神を迎えてもてなし、また小屋にこもって物忌みの生活を送ることが本旨であった。とんど小屋のほうは火祭りに興味の中心が移り、小屋生活の面が薄れているのに対して、かまくらは雪室であるため小屋生活のおもかげをいまに残したのである。同じ秋田県の秋田市東南部(旧河辺(かわべ)郡)あたりでは、これが鳥追い行事と結び付いており、名称も「かまくら」と「鳥追い」と両様によんでいる。田畑の中に5、6本の杭(くい)を立てて上を結わえ、周りに藁(わら)や炭俵を積んで火をつけ、燃える俵を棒に挿して振り回す。また、松明(たいまつ)を持って鳥を追いながら田畑を練り歩く。仙北(せんぼく)郡美郷(みさと)町六郷(ろくごう)では、「かまくら竹合戦」といい、青年たちが二手に分かれて青竹で打ち合う行事がある。文化(ぶんか)年間(1804~18)の記録にも、松明を振り回す「かまくら」を述べたものがある。
[井之口章次]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
事典 日本の地域遺産
かまくら
出典:日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
かま‐くら
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「かまくら」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●かまくらの関連情報