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かんばん方式【かんばんほうしき】

知恵蔵

かんばん方式
トヨタ自動車が開発・採用した在庫圧縮を目的とした生産管理方式。在庫が必要とされるのは需要量・供給量の不確実性に対して品切れを防ぐためである。各工程は前工程に対しては部品・半製品の需要者であり、後工程に対しては供給者である。よって、前工程に頻繁に連絡することにより、各工程が使用した、あるいは必要となるであろう部品・半製品のうち品切れを防ぐための在庫は圧縮でき、その結果、必要な時必要な量だけ(ジャスト・イン・タイム=just‐in‐time)の生産が可能になる。連絡に用いる作業指図票の通称が「かんばん」であることからこう呼ばれる。
(高橋宏幸 中央大学教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

ナビゲート ビジネス基本用語集

かんばん方式
生産過程で、在庫を極力持たないようにするための管理方式。もともとトヨタ自動車が考案したもので、「必要なものを必要なときに、必要な数だけ作る」というジャストインタイムの考え方に基づいている。 生産の前工程と後工程の情報伝達の道具として「かんばん」が用いられたことからこう呼ばれる。

出典:ナビゲート
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日本の自動車技術240選

かんばん方式
トヨタ自動車の創業者の豊田喜一郎は、1938年に完成した挙母工場の建設に際し、各部品製造ラインが最終組立ラインに同期化して部品を供給できるように、各ラインが相互に連結した工場レイアウトを採用し、その工場で必要なものを、必要なときに、必要なだけ生産するジャスト・イン・タイム生産を提唱して試行した。しかし、その試みは、軍需生産に傾斜するなどにより試行は中断された。1950年代に、資金や材料が乏しいなかでムダなものを生産しないようにするためジャスト・イン・タイム生産が改めて試行された。それを実現する道具として1960年代に「かんばん」が考案され、実用化された。後工程は、部品使用時に外した「かんばん」に表示された必要数を前工程に引き取りに行き、前工程は部品引き取り時に外した「かんばん」に表示された必要数を生産するというように、「かんばん」は後工程の運搬指示と前工程の生産指示の道具として広く利用されるようになった。ジャスト・イン・タイム生産では、「流れによる生産」が大切である。多種類の部品を同一ラインで生産する場合、後工程に引き取られた部品を遅滞なく生産するために、単位時間毎の生産個数を平均化する必要がある。そのため1971年に、多機種を組み付けるエンジン工場で、機種表示プレートをロータリー装置に配置し、回転により順次プレートをテレビに写してオンラインで組み付け機種を指示するロータリー式仕掛機が採用された。保管場所産業技術記念館 (〒451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町4丁目1番35号)
製作(製造)年1960
製作者(社)トヨタ自動車工業株式会社
資料の種類複製
現状展示(静態)・公開
型式かんばん
会社名トヨタ自動車株式会社
製作年1960
その他事項記入部課名:技術管理部 (電話番号)0565-23-6345;記入者名:大須賀 和男;関連工業会:社団法人自動車技術会;1.資料名称:生産方式;2.所在地(組織名称):産業技術記念館;2.所在地(住所):〒451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町4丁目1番35号;3.管理所有者(電話番号):052-551-6115;4.担当者(所属):産業技術記念館;資料の種類:複製;現状:展示・静態;公開・非公開の別:公開;

出典:社団法人自動車技術会
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世界大百科事典 第2版

かんばんほうしき【かんばん方式】

出典:株式会社平凡社
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

かんばん方式
かんばんほうしき
トヨタ自動車が開発した生産方式の中心を成すジャストインタイム生産を効果的に遂行するための運用手段。ジャストインタイム生産では,必要な品物を,必要なときに,必要な量だけ,後工程が前工程から引取る。そこでどれだけ引取られたのかといった「引取り情報」や,次にどれだけ生産すればよいかといった「生産指示」の情報が記載された指示板のことを「かんばん」と呼ぶ。この「かんばん」を各工程間,さらには協力企業にまでさかのぼって回すことによって,各工程のみならず部品メーカーも最終生産量に合せて供給量を調整することができ,仕掛かり品の在庫をほとんどかかえずに済むのである。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

かんばん方式
かんばんほうしき

トヨタ自動車(株)が開発した生産管理方式で、在庫圧縮に有効なため、広く普及した。前工程で生産したものを必要の有無に関係なく後工程に流す方式をやめ、後工程で部品などの需要が生じると、部品名、納入時間、数量などを記した作業指図票(かんばん)を作成し、前工程や部品会社に戻し、それに従って必要なものだけを流してもらうという方式である。必要なものを必要なときに必要なだけつくることを基本理念とする。近年はトヨタ生産方式あるいはリーン・プロダクション(むだのない生産)方式とよばれることが多い。

[森本三男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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