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きぶい【きぶい】

大辞林 第三版

きぶい
[文] ク きぶ・し
きびし(厳)の転
厳しい。激しい。容赦ない。 秦の-・い法を取りのけてやすくするぞ/蒙求抄 2
食べ物の味の刺激が強い。 此の酢は-・い酢ぢや/洒落本・聖遊廓
厳格である。 此二人浄慈灵隠に住して、-・い人でよく清規を行れたぞ/百丈清規抄
険しい。 坂の-・き事、屛風を立てたるが如し/御伽草子・大仏の縁起 平安中期に現れ、主に中世に使われた語

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

きぶ・い
[形][文]きぶ・し[ク]《中世・近世上方語》
厳格である。
「―・い人でよく清規を行はれたぞ」〈百丈清規抄・四〉
苛酷で容赦がない。
「法が―・ければ」〈史記抄・李斯伝〉
がまんできないほど、ひどい。
「こがらしの寒い寒い風が―・う吹くほどに」〈中興禅林風月集抄〉
刺激の強い味である。
「大人なぶりの骨膾(なます)ちと酢がすぎて―・からう」〈浄・本領曽我〉
険しい。
「坂の―・き事、屏風を立てたるが如し」〈伽・大仏の縁起〉
[補説]シク活用の「きびし」と同語源の語であるが、ク活用の例が多い。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

きぶ・い
〘形口〙 きぶ・し 〘形ク〙
① 厳格である。また、容赦がない。苛酷である。
※明徳記(1392‐93頃か)下「今程は京方の禰宜神事に随て、庁務もきぶく沙汰仕時分也」
② 緊張している。雰囲気などがぴんと張り詰めている。
※俳諧・毛吹草(1638)五「きふく鳴や鶯にます郭公〈意敬〉」
③ すきまがなくつまっている。間断なく続いている。
※石山寺本大般涅槃経平安中期点(950頃)九「緻(キフク)密かなることなほ金剛の外の物を容けぬがごとし」
④ 険阻である。けわしい。
※御伽草子・大仏の縁起(室町末)「さかのきふき事、びゃうぶをたてたるがごとし」
⑤ 食べ物などの味が渋い。
※四河入海(17C前)一〇「其味森々然として苦してしかもきぶいぞ」
⑥ 酸味が強い。
※俳諧・両吟一日千句(1679)第三「さりながら朱鷺の身ふる〈西鶴〉 きふい酢を懸けて出せる烏賊の甲〈友雪〉」
⑦ けちである。
※雑俳・続耳勝手(1766)「あまいこと・きぶい客めが合点する」
[補注]「きびし」は普通シク活用であるが、古くはク活用で、この「きぶし」と関係があったか。「名語記‐六」に「きびしき事をきぶしといへる、きぶ如何。答、きふときひとは同詞也。急の字の音歟。又きびしは密の字のよみ也。そのきびしをきぶしといへるにや」とある。
きぶ‐さ
〘名〙

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