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こす【コス】

デジタル大辞泉

こす[助動]
[助動][こせ|○|こす|○|○|こせ(こそ)]《上代語》動詞の連用形に付く。他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。
「我(あれ)ゆ後生まれむ人は我(あ)がごとく恋する道に会ひこすなゆめ」〈・二三七五〉
[補説]語源については、「おこ(遣)す」の音変化、カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いたとみるなど、諸説がある。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

こす
( 助動 ) ( こせ ・○ ・こす ・○ ・○ ・こせ )
〔動詞「遣おこす」と同源か〕
動詞の連用形に付いて、他に対してあつらえ望む意を表す。 「霞立つ春日の里の梅の花山のあらしに散りこすなゆめ/万葉集 1437」 「ゆく蛍雲のうへまでいぬべくは秋風吹くと雁に告げこせ/伊勢 45」 〔命令形の「こせ」は平安時代になって見られる。なお、「うぐひすの待ちかてにせし梅が花散らずありこそ思ふ児がため/万葉集 845」などに見られる、上代の終助詞「こそ」を助動詞「こす」の命令形とみる説もある〕

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

こ・す
〘自サ下二〙 ⇒こせる〔自サ下一〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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こす
〘助動〙 (活用は「こせ・〇・こす・〇・〇・こそ(こせ)」上代の特殊活用。動詞の連用形に付いて) 相手の動作、状態が自分に利益を与えたり、影響を及ぼしたりすることを望む意を表わす。「…してくれ」「…してほしい」という、相手に対する希求、命令表現に用いられる。
※古事記(712)上・歌謡「うれたくも 鳴くなる鳥か この鳥も 打ち止め許世(コセ)ね」
※伊勢物語(10C前)四五「ゆく蛍雲のうへまでいぬべくは秋風吹くと雁につげこせ」
[語誌](1)語源に関しては、(イ)寄こす意の下二段動詞「おこす」のオが脱落した、(ロ)カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いた、(ハ)「く(来)」の他動詞形、などの説がある。また、命令形「こそ」を、係助詞「こそ」の一用法とする説もある。
(2)活用の種類についても、サ変の古活用の未然形「そ」を認めてサ変動詞とする説、下二段型とする説に分かれる。
(3)未然形「こせ」は、「こせね」「こせぬかも」のように、希求を表わす助詞などとともに用いられ、終止形「こす」は、「こすな」のように、禁止の終助詞「な」とともに用いられる。命令形「こそ」は最も多く見られる活用形で、これを独立させて終助詞とする説もある。
(4)平安時代以降、命令形に「こせ」の形が見られるようになる。

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