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ざり【ザリ】

デジタル大辞泉

ざり[助動]
[助動][ざら|ざり|ざり|ざる|ざれ|ざれ]《助動詞「ず」に動詞「あり」の付いた「ずあり」の音変化》活用語の未然形に付く。…ない。…ないでいる。
「思ひつつぬればや人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを」〈古今・恋二〉
[補説]ふつう、「ず」の補助活用として扱う。終止形はきわめて少なく、已然形・命令形は漢文訓読文体に多く用いられる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ざ◦り[連語]
[連語]《係助詞「ぞ」に動詞「あり」が付いた「ぞあり」の音変化》(多くは「にざりける」の形で)指定・存在の意を強める意を表す。中古、和歌などに用いられた。
「照る月の流るる見れば天の川出づるみなとは海に―◦りける」〈土佐

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精選版 日本国語大辞典

ざり
〘助動〙 (活用は、「ざら・ざり・(ざり)・ざる・ざれ・ざれ」) 打消の助動詞「ず」の連用形に動詞「あり」が融合したもの。「ず」の補助活用とされる。動詞、助動詞の未然形に付く。
※万葉(8C後)一五・三七七五「あらたまの年の緒長く逢は射礼(ザレ)ど異しき心を吾が思(も)はなくに」
※今昔(1120頃か)三「然れば汝等強(あながち)に焼き奉らむ事不思ざれ」
※徒然草(1331頃)一三七「都の中に多き人、死なざる日はあるべからず」
※一握の砂(1910)〈石川啄木〉「はたらけど はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る」
[語誌]未然形、連用形は他の助動詞への連接の場合に用いられ、命令形の命令法とともに、「ず」の用法を補っている。終止形「ざり」は普通用いられない(挙例の啄木の歌は例外的)。連体形「ざる」と已然形「ざれ」とは、普通漢文訓読系統のものに用いられ、和文系統の連体形「ぬ」、命令形「ね」に対応している。連用形「ざり」は、「き」「けり」につづくほか、中世には「て」「た」にも連なるようになり、「り」が促音化した「ざっし」「ざった」なども生じた。

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ざ・り
〘連語〙 (係助詞「ぞ」に動詞「あり」の付いた「ぞあり」の変化したもの) …がある。…である。
※土左(935頃)承平五年一月八日「照る月の流るる見れば天の川いづるみなとは海にざりける」
[補注]平安時代の和歌などに、多く「にざりける」の形で用いられる。

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