●しか【シカ】
デジタル大辞泉
しか[係助・終助]

[補説]近世以降用いられ、限定の助詞に付けて「きりしか」「だけしか」「ほかしか」「よりしか」の形で、「しか」を強めていう場合もある。

「まそ鏡見―と思ふ妹(いも)も逢はぬかも玉の緒の絶えたる恋の繁きこのころ」〈万・二三六六〉
[補説]過去の助動詞「き」の已然形からとか、あるいは連体形「し」に終助詞「か」が付いてできたものとかいわれる。上代では「か」は清音であったが、後世「しが」になった。「しか」だけで用いられることはまれで、多くは「てしか」「にしか」の形で用いられた。
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し‐か[連語]
「玉くしげいつ―明けむ布勢(ふせ)の海の浦を行きつつ玉も拾(ひり)はむ」〈万・四〇三八〉
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しか[助動]
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精選版 日本国語大辞典
し‐か
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しか
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しか
(2)語形については、中世以後も「古今訓点抄」などに「てしか」と清音に読んだ例が知られるが、近世以降、一般には「てしが」「にしが」と「か」は濁る形で読まれている。
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