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たどん

日本大百科全書(ニッポニカ)

たどん
たどん / 炭団

炭素質固形燃料の一種。木炭粉、竹炭粉、のこくず炭、樹皮炭を主原料として、これにコークス、無煙炭などを混合し、フノリ、ツノマタ、デンプン、パルプ廃液などを粘結剤として加えて成形乾燥したもの。多くは直径数センチメートル、100~150グラムの球形である。同一の材料で円筒状にしたものを棒炭(ぼうたん)とよぶ。たどんは一定の形をもつため一定温度を一定時間保てるのが特徴で、火鉢、こたつなどに埋めて使用すると長もちする。また長時間のとろ火の煮物に、木炭と併用するとよい。石炭粉末利用の練炭や豆炭と違って、硫黄(いおう)分を含まないので臭気のない点が優れている。発熱量は1キログラム当り5000キロカロリー前後。禅とともに中国からその製法が伝えられたものといわれ、江戸時代には盛んに用いられた。ほかに、香道で用いられる小さな円筒状に成形した香たどんがある。

[真田雄三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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