●ちゅう【チュウ】
デジタル大辞泉
ちゅう[副・名]
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ちゅう[連語]
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
ちゅう
[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる。古くは「ちう」と表記)
① 動作が滞らないで行なわれるさま、すばやいさまを表わす語。さっ。ぱっ。
※枕(10C終)三〇〇「祭文など読むを、人はなほこそ聞け、ちうと立ち走りて」
② 金属製のものが強くぶつかり合って立てる音を表わす語。ちいん。
※今昔(1120頃か)二六「尻荅ふらむと思ふに、箭のちうと鳴て、外(よそ)様に反ぬれば」
③ 小鳥や鼠(ねずみ)などの鳴き声を表わす語。
※浮世草子・武家義理物語(1688)五「南枝若衆の美花、物ごしは初音鳥も奪れ、ちうの声も出ず」
④ 酒や汁などをすすりこむ音や様子を表わす語。
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「口を箸の方へ持って行ったなと思ふ間もなくつるつるちゅうと音がして」
⑤ 火が水によって瞬間に消える音や様子を表わす語。じゅう。
※はやり唄(1902)〈小杉天外〉七「池の中へ落ちてちうと消えた」
[2] 〘名〙 接吻をいう俗語。
[補注]①の「枕草子」の例については、別に、「中途」の意と考える説もある。
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ちゅう ちふ
〘連語〙 「という」の変化した語。
※万葉(8C後)八・一五四七「さ男鹿の萩に貫き置ける露の白珠あふさわに誰の人かも手に巻かむ知布(チフ)」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「鄙言(いなかことば)の、何ちふことだの、角(かん)ちふことだのといふのも、ちふとは『といふ』といふ詞を詰たので」
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「ちゅう」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●ちゅうの関連情報