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ばし【バシ】

デジタル大辞泉

ばし[形動]
[形動ナリ]軽薄で落ち着きのないさま。
「―なることを好みもてあそび」〈仮・可笑記・一〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
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ばし[副助]
[副助]《係助詞「は」に副助詞「し」の付いた「はし」の音変化とも》名詞・格助詞・接続助詞「て」などに付く。疑問・推量・仮定条件・禁止・命令などの表現を伴い、上の事柄を取り立てて強調する意を表す。…なんか。…でも。
「これ―出だし参らすな」〈平家・六〉
「必ず草葉の陰でも、それがしを恨みと―思ふてくれな」〈虎寛狂・靫猿〉
[補説]中世から近世へかけ多く会話文に使われた。

出典:小学館
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大辞林 第三版

ばし
( 形動ナリ )
軽薄であるさま。派手であるさま。 「 -なる事を好みもてあそび/仮名草子・可笑記」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ばし
( 副助 )
〔係助詞「は」に副助詞「し」の付いた「はし」の転〕
体言またはそれに格助詞の付いたもの、および動詞の連用形またはそれに接続助詞「て」の付いたものなどに接続する。上の語や語句をとりあげて強調する意を表す。…でも。疑問・推量・禁止・命令・仮定などの文中に用いられることが多い。 「是-、出しまゐらすな/平家 6」 「この理ことわりなんどに-ひきかけられ候やらん/歎異抄」 「まして市の地蔵は思ひ-寄らせ給ひ候ふな/沙石 7」 「其の日やがて追うて-寄せたらば、義貞爰ここにて討たれ給ふべかりしを/太平記 10」 「今日よりはうちへ来うと-思はしますな/狂言・花子」 〔中世を中心に盛んに用いられた語で、近世前半にもなお用いられた。現在は九州方言などに一部用いられているのみ〕

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ばし
〘形動ナリ・タリ〙 軽はずみで落ち着きのないさま。はでに振舞うさま。華美なさま。ばさら。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※仮名草子・可笑記(1642)一「欲にうつり利に迷ひ、ばしなる事を好みもてあそび」

出典:精選版 日本国語大辞典
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ば‐し
〘副助〙 (係助詞「は」に副助詞「し」が付いて変化したもの) 体言(あるいはそれに格助詞の付いたもの)および活用語の連用形(あるいはそれに接続助詞「て」の付いたもの)を受け、一事をとりあげて強調する。…でも。…なんかも。下に「も」の付いた「ばしも」の形もある。
※古来風体抄(1197)下「つぎに又、後撰集のうたはしすこし、又ところどころしるし申侍べきなり」
※太平記(14C後)一〇「やがて追うてばし寄せたらば、義貞爰にて討たれ給ふべかりしぞ」
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉梓神子「老後の作は打てかはりたる自然派の虚実を兼ね人情専とかかれしには訳ばしあっての儀でござるか」
[語誌](1)「は‐し」の項に挙げた「万葉」例のような「はし」の語頭が濁音化したものと思われる。ただし、「ばし」が目的語を受ける場合が多いため、目的格を表わす「をば」の意の「ば」(現代も方言に残る)に強意の「し」が付いたものとする説もある。
(2)中古の古例ともいわれる「宇津保‐祭の使」の「庄物・贄はしたいまつるおんにこそあらめ」や「篁物語」の「文かよはしにはししたれど」などは清濁のきめてがなく、また前者は本文的に、後者は逆接条件句に用いられている点に問題がある。「ばし」は疑問・推量・禁止の文に用いられるのが普通だからである。
(3)中世にはいると用例が増加し、平曲でも「平家正節‐六」の「御心にばし違ひまゐらすな」のように濁るところから、中世初期には成立したと考えられる。
(4)「ばし」を係助詞とする説もあるが、「却癈忘記‐上」の「二三時のをこなひはしをむねとして、さてそのひまひまにしつべくは」など、格助詞の前にくる例もあるから副助詞とする。
(5)この語は鎌倉・室町両期を中心に使われ、当初は会話における俗語的なものであったと思われるが「ロドリゲス日本大文典」に「Baxi(バシ)〈略〉又ある場合には多分といふ意を表わし、他の場合には単に品位を加へるだけである」(土井忠生訳)とあり、時代が下るに従って強調の意が弱まり、上品な語としても意識されたらしい。「日葡辞書」では日常語の接辞とする。

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