●ばったり【バッタリ】
デジタル大辞泉
ばったり
[副]
1 勢いよく倒れたり落ちたりするさま。ばたり。「疲れきってばったり (と)倒れる」
2 思いがけなく人に出会うさま。「旧友とばったり (と)顔を合わせる」
3 続いていた物事が急に途絶えるさま。「人通りがばったり (と)とぎれる」
1 勢いよく倒れたり落ちたりするさま。ばたり。「疲れきって
2 思いがけなく人に出会うさま。「旧友と
3 続いていた物事が急に途絶えるさま。「人通りが
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世界大百科事典 第2版
ばったり
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精選版 日本国語大辞典
ばったり
〘名〙 投げ売り。安売り。また、それをする人をいう古道具屋仲間の語。一説に一括して売り払うことの意という。ばった。
※歌舞伎・心謎解色糸(1810)序幕「ばったりに売ったら、もうちっとにならうか」
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ばったり
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物が急に落ちたり倒れたりするさまを表わす語。
※狂言記・瓜盗人(1700)「此つなを引けばあがる、さげるとさがる。ばったり、ばったり、ばったり」
② 戸や障子などを閉め切る音や、そのさまを表わす語。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
③ 思いがけないところで、人と人とが偶然に出会うさまを表わす語。
※人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初「思はずバッタリ行当り」
④ 物事が急にとだえるさまを表わす語。
※俳諧・俳諧新選(1773)五「ばったりと跡の淋しき花火かな〈可幸〉」
⑤ 日が急激に暮れるさまを表わす語。
※永日小品(1909)〈夏目漱石〉霧「今迄鼠色に見えた世界が、突然と四方からばったり暮れた」
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