●ふじ
日本大百科全書(ニッポニカ)
ふじ
海上自衛隊所属の第二次世界大戦後初の本格的砕氷艦。南極観測用として計画され、1965年(昭和40)日本鋼管鶴見(つるみ)造船所で建造された。5250排水トン、全長100メートル、幅22メートル、深さ11.8メートル、ディーゼル電気推進、軸馬力1万2000馬力。初代砕氷艦「宗谷(そうや)」の代船として、1965年の第七次南極観測以後その任についた。観測隊員および物資の極地への輸送設備、艦上において観測するための各種学術観測機器の設備、接岸困難な場所へのヘリコプター利用のための発着甲板と格納庫の設備などがある。
1982年の第二十四次南極観測を最後に現役を退き、現在は3代目の砕氷艦「しらせ」が後を継いでいる。
[茂在寅男]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉プラス
ふじ
出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ふじ
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ふじ
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「ふじ」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●ふじの関連情報