●ふわと
デジタル大辞泉
ふわ‐と〔ふは‐〕
[副]
1 軽くて柔らかいさま。また、軽く浮くさま。ふわりと。
「(鳥ヲ)押さゆれば―立ち」〈浄・振袖始〉
2 身のこなしが軽いさま。ひらりと。
「懸け鞍(くら)置いて―乗り」〈浄・百人上﨟〉
3 軽はずみなさま。うかと。
「ほめらるるは嬉しいものぢゃ。そこで某(それがし)が―乗って」〈続狂言記・鱸庖丁〉
1 軽くて柔らかいさま。また、軽く浮くさま。ふわりと。
「(鳥ヲ)押さゆれば―立ち」〈浄・振袖始〉
2 身のこなしが軽いさま。ひらりと。
「懸け鞍(くら)置いて―乗り」〈浄・百人上﨟〉
3 軽はずみなさま。うかと。
「ほめらるるは嬉しいものぢゃ。そこで某(それがし)が―乗って」〈続狂言記・鱸庖丁〉
出典:小学館
監修:松村明
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精選版 日本国語大辞典
ふわ‐と ふは‥
〘副〙
① 軽くて柔らかいさまを表わす語。
※幸若・夜討曾我(室町末‐近世初)「ひたたれぬいでふはと捨」
② 身のこなしがひらりと軽く柔軟なさまを表わす語。ひらりと。
※舞正語磨(1658)中「脇のつぶりにかかるほどに立よりて、ふはととどし、はづませたる位にいたせり」
③ よく考えずうっかりと行動するさまを表わす語。軽はずみに。
※狂言記・鱸庖丁(1700)「ほめらるるはうれしい物じゃ。そこで某がふハと乗って」
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