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べかなり【ベカナリ】

デジタル大辞泉

べか◦なり
[連語]《推量の助動詞「べし」の連体形に推定・伝聞の助動詞「なり」の付いた「べかるなり」の音変化「べかんなり」の撥音無表記》…のはずということだ。…のはずのようだ。
「内侍のかみになる―◦なり」〈・行幸〉
[補説]「べかめり」が平安時代の物語の地の文にも会話文にも用いられるのに対し、「べかなり」は会話文に用いられた。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

べかなり
連語
推量の助動詞べしの連体形べかるに伝聞推定の助動詞なりの付いたべかるなりの転であるべかんなりの撥音が表記されない形
…するはずのようだ。…のはずだそうだ。…すべきであるらしい。 にはかにうち続く-・なる黄泉よみじのいそぎは/源氏 夕霧 それはかぐや姫こそ候ふ-・なれ/宇津保 初秋

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

べか‐・なり
(「べかり」に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「べかりなり」(一説、「べかるなり」)の変化した「べかんなり」の撥音「ん」の無表記) …べきだというらしい。聞けば…のはずだと思われる。
※枕(10C終)二七八「寅の時になんわたらせ給ふべかなる」
[語誌](1)平安時代の和文で用いられるが、用例は多くない。「源氏物語」では「べか(ん)めり」一三九例に対して一〇例ほど使われているにすぎない。主に会話文で用いられている。
(2)一般に、推量の助動詞といわれるものは相互に承接しないが、「べし」は「べか(ん)めり」「べか(ん)なり」「べからむ」のように、「めり」「なり」「む」等を下接させることができる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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