●もう【モウ】
デジタル大辞泉
もう
[副]
1 現に、ある事態に立ち至っているさま。また、ある動作が終わっているさま。もはや。既に。「もう 手遅れだ」「もう 子供ではない」「今泣いた烏がもう 笑った」
2 あとわずかの時間で、ある事態になるさま。まもなく。やがて。じきに。「もう 終わりますから、しばらくお待ちください」「もう 来るだろう」
3 現にある事物・状態などに、同じものを付け加える気持ちを表す語。さらに。いま。「もう ちょっとで車にひかれるところだった」「もう 片方の靴下が見つからない」
4 (あとに打消しの語などを伴って)同じ事をこれ以上繰り返したくないという気持ちを強調する語。二度とは。「もう しませんから許してください」「戦争はもう ごめんだ」
5 自分の判断・感情などを強める気持ちを表す語。感動詞的にも用いる。まさに。なんとも。「これはもう 疑う余地のない事実だ」「嫌になっちゃうなあ、もう 」
1 現に、ある事態に立ち至っているさま。また、ある動作が終わっているさま。もはや。既に。「
2 あとわずかの時間で、ある事態になるさま。まもなく。やがて。じきに。「
3 現にある事物・状態などに、同じものを付け加える気持ちを表す語。さらに。いま。「
4 (あとに打消しの語などを伴って)同じ事をこれ以上繰り返したくないという気持ちを強調する語。二度とは。「
5 自分の判断・感情などを強める気持ちを表す語。感動詞的にも用いる。まさに。なんとも。「これは
出典:小学館
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大辞林 第三版
もう
一
( 副 ) ① 時間や程度が、ある基準や節目を超える意を表す。もはや。 「 -あれから一年たつ」 「 -これ以上食べられない」
② 時間や場所にある基準点を定めて、それに近づく意を表す。まもなく。 「 -そろそろ頂上だ」 「駅は-すぐそこだ」 「 -着くころだ」
③ [0] すでにある基準や状態に達しているのに、さらに加える意を表す。さらに。 「 -一杯飲もう」 「 -少し右へ寄って」 「 -一度やってみよう」
④ その時点までにある動作が終了していたり、ある状態になっていたりする意を表す。 「彼は-帰った」 「 -三時を過ぎた」
二
( 感 ) ① ある感情や感動が高まったときに用いられる語。 「 -、最高だわ」 「 -、悲しくて悲しくて」 「 -、ほんとにすごいんだ」
② やや非難・叱責の気持ちをこめていう語。 「 -、何度言っても聞かないんだから」 「ひどいんだから、-」 〔歴史的仮名遣いを「まう」とする説もある〕
出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典
もう
〘副〙
① 時間的に経過して、すでにその状態になるさまを表わす語。もはや。も。
※史記抄(1477)二〇「一度誤て改めうとすれどもまうかなわぬぞ」
③ 間違いなくその状態であることを強めていう語。
④ (あとに打消の語などを伴って) 同じ事をこれ以上繰り返したくないという気持を強調する語。二度とは。「こんな事はもう嫌だ」
※洒落本・郭中奇譚(1769)弄花巵言「モウいひなんすナ」
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