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ようず【ようず】

大辞林 第三版

ようず
助動 ○ ・ ○ ・ようず ・ようずようずる ・ようずれ ・ ○
うずから生じたもの。中世末期以降の語
一段活用・サ行変格活用の動詞およびそれと同型の活用の助動詞の未然形に付く。
話し手の意志を表す。 一挙に打ち殺してくれようずものを/大淵代抄 どりや又うらやましい、夢でも見ようず/洒落本・仮根草
推量の意を表す。 ソノ儀ナラバ北面ノトモガラ矢ヲヒトツ射ヨウズル/天草本平家 1 おのおのの目にも見ようずるに/捷解新語 おせえたらちつとづつ縫物しごとも出来ようと思つたが、何が出来ようず/滑稽本・浮世風呂 2 中世末期に、推量の助動詞ようが助動詞から分化したのと同じ経過で、助動詞うずから分化したもの。近世には、主として東国語系の文献に用例がみられる

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ようず
ようず
近畿・中国・四国などの地方でいわれる風の名で、主として春に吹く、なまぬるい雨もよいの南風をいう。奈良県では頭痛を催すような南寄りの暖気としてこれを表現している。「みなみけ」ともいう。[根本順吉]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ようず
〘助動〙 (活用は「〇・〇・ようず・ようず(る)・ようずれ・〇」) 「むとす」の変化した「うず」が、一段、二段活用やサ変の動詞につく時に生じた語形。
① 話し手の意志を表わす。
※大淵代抄(1630頃)二「鹿茶淡飯でも接しやふずとをせられた処を」
② 推量の意を表わす。
※足利本人天眼目抄(1471‐73)下「然らば歯欠け達摩にはしたたかに棒をあびせようずよ」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「教(をせへ)たらちっとづつ縫物(しごと)も出来やうと思ったが、何が出来やうず」
[語誌]「む」の変化した「う」から「よう」が分化したように、中古に「むとす」から変化した「むず」が、中世以降「うず」となり、中世末に「うず」から「ようず」が分離発生した。「む」と「むず」の意味・用法には異なる面があるが、「よう」と「ようず」は接続や意味・用法などほぼ同じと見られる。当初は「ようず」の形が多いが、近世初期には急激に衰え、「よう」が優勢になる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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