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らい予防法【らいよぼうほう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

らい予防法
らいよぼうほう
ハンセン病 (らい) の発生を予防するとともに,患者隔離,医療,福祉はかり,それによって公共の福祉の増進に資することを目的とした法律。 1907年制定の予防法を 53年に改正,らい予防法 (昭和 28年法律 214号) として公布された。ハンセン病は,その治療に著効のあるサルファ剤が合成されてから不治ではなくなったが,ハンセン病に対する社会的偏見はなお根強いものがあり,同法は特にそこにを用い,総則3条で「何人も,患者又は患者と親族関係にある者に対し,不当な差別的取扱をしてはならない」と強調し,施行規則において,医師の患者届出義務と秘密保持につき細かく規定していた。しかし,患者の隔離に対する批判の高まりから,96年4月廃止された。なお,療養所に入所中の患者の生活を保護する経過措置がとられている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

らい予防法
1907年の法律「癩(らい)予防に関する件」から始まったハンセン病患者の隔離政策を踏襲した法律。96年の廃止まで患者の強制隔離などの規定が残った。熊本地裁は、遅くとも60年には「隔離の必要性が失われた」との違憲判決を2001年に出し確定した。3月末に損害賠償請求ができる期間が終わるのを前に、弁護団(事務局・菜の花法律事務所=熊本市)が原告を募っている。
(2016-01-31 朝日新聞 朝刊 1社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

らいよぼう‐ほう〔ライヨバウハフ〕【らい予防法】
らい病(ハンセン病)の予防・医療および患者・公共の福祉増進を目的として定められた法律。明治40年(1907)に「癩(らい)予防ニ関スル件」として制定。昭和6年(1931)の「癩予防法」を経て、昭和28年(1953)「らい予防法」に改正。平成8年(1996)に廃止された。ハンセン病は感染・発病力が非常に弱く、早期発見と適切な治療で完治できることが明らかになった後も、患者隔離政策の根拠となった。→ハンセン病問題基本法

出典:小学館
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