●アイスキュロス
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アイスキュロス
Aischylos
[没]前456. シチリア,ゲラ
ギリシアの三大悲劇詩人の一人。アッチカ悲劇の形式の完成者。ペルシア戦争の際,重装兵としてマラトンの決戦に参加 (前 490) 。ギリシア悲劇中唯一現存の歴史劇『ペルシア人』 Persai (前 472上演) はサラミス海戦 (前 480) の体験に基づく。若い頃から劇作家として演劇競技に出場,作品は 90編あったと伝えられ,多くが3部作をなし,前 484年の初優勝以来優勝は 13回。現存作品はほかに,『テバイを攻める七将』 Hepta epi Thēbās (前 467) ,『救いを求める女たち』 Hiketides (前 463) ,『縛られたプロメテウス』 Promētheus Desmōtēs (前 460頃) ,3部作『オレステイア』 Oresteia (前 458) すなわち『アガメムノン』 Agamemnōn,『供養する女たち』 Choēphoroi,『慈愛の女神たち』 Eumenidesなど。
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デジタル大辞泉
アイスキュロス(Aischylos)
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世界大百科事典 第2版
アイスキュロス【Aischylos】
ギリシアの三大悲劇詩人の一人。アテナイの貴族の家柄のエウフォリオンEuphoriōnの子としてエレウシスで生まれる。僭主ヒッピアスの追放(前510),クレイステネスの民主的改革(前508か507)の時代に成人し,ペルシア戦争ではマラトン,サラミスなどの戦場に出征,その経験が作品に反映されている。前484年以後13回の勝利を悲劇競演において収め,生涯に90編の作品を書き,そのうち7編の完全な作品が現存する。
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精選版 日本国語大辞典
アイスキュロス
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旺文社世界史事典 三訂版
アイスキュロス
Aischylos
古代ギリシアの三大悲劇詩人のひとり
アテネ生まれ。3人のうち最も古く,マラトンの戦い,サラミスの海戦に参加した。『ペルシア人』『プロメテウス』『アガメムノン』などが代表作で,神々や英雄の威厳あふれる意志と行動をうたい,悲劇の形式を確立した。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
アイスキュロス
あいすきゅろす
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