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アコー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アコー
'Akko
イスラエル北西部の地中海に面する港町。アクレ Acre,アッカー 'Akkaともいう。ハイファ湾の北端にあり,天然の良港。地中海性気候のため冬に雨が集中し暖かい。前15世紀のエジプトの碑文に登場するほど古い港で,フェニキアの商業都市としても繁栄し,聖書にもその名がみえる。エジプト,ペルシア,ギリシア,ローマなど幾多の強国に支配され利用された。7世紀からイスラムの領土となったが,12~13世紀には十字軍に占領され,ラテン王国の軍事拠点とされた。その後も東西貿易の中継基地として,エルサレム巡礼の上陸地として栄えた。16世紀以降はオスマン帝国に属した。商港として栄えた町は,18世紀末のナポレオン戦争で大きく破壊された。第1次世界大戦後はイギリス委任統治領パレスチナに編入されたが,築港されたハイファに繁栄を奪われて衰え,1948年イスラエル領となって以後は地方都市として,沿岸漁業の基地となった。残っている城壁内の旧市街にはおもにアラブ人が住み,銀細工,土器,手工芸などの家内工業を営み,城外の北方と東方にはユダヤ移民が開いた新市街が広がる。南方の湾岸地帯には「アコー鉄鋼都市」と呼ばれる製鉄や軽工業による工業地区が発達。十字軍の港跡などのほか,18世紀に建てられたジャザール・モスクがある。2001年旧市街が,2008年には点在するバハーイ教関連施設が「ハイファおよび西ガリラヤ地方のバハーイ教聖地群」として世界遺産の文化遺産に登録された。人口 4万4200(1993推計)。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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