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アジャーリア【あじゃーりあ】

日本大百科全書(ニッポニカ)

アジャーリア
あじゃーりあ
Аджария Adzhariya
ジョージア(グルジア)に属する自治共和国。黒海沿岸に位置する。面積は3000平方キロメートル、人口39万4000(2003推計)。首都はバトゥーミ。人口12万4000(2002)。[上野俊彦]

沿革

アジャーリアは1878年トルコ領からロシア領に編入され、ロシアのバトゥーミ州となった。1918~1920年トルコ軍、次いでイギリス軍が占領。1921年ジョージア・ソビエト社会主義共和国の成立とともに同共和国に属するアジャール自治ソビエト社会主義共和国Аджарская АССР/Adzharskaya ASSRが設立され、ソ連崩壊(1991年12月)前年の1990年12月アジャーリア自治共和国Автономная Республика Аджария/Avtonomnaya Respublika Adzhariyaとなった。ソ連の国家構造のもとではジョージア共和国内の自治共和国とされていたが、ジョージア独立(1991年)後、政府は1995年まで正式にアジャーリアの自治権を認めていなかった。[上野俊彦]

国土

黒海に面し、南はトルコとの国境となっている。国土の大部分を小カフカス山脈の山岳と丘陵が占める。気候は湿潤な亜熱帯気候で、ソ連時代は有数の保養地・避寒地であった。平均気温は、沿岸地域で1月4℃~6℃、7月20℃~23℃、山地で1月零下2℃~2℃、7月16℃~20℃。年降水量は沿岸地域で1600ミリメートル、山地で2800ミリメートル。国土の50%以上は広葉樹およびエゾマツ・トドマツ類の森林に覆われ、沿岸地域には亜熱帯植物群がみられる。[上野俊彦]

住民・産業

民族構成は、ジョージア人(32万5000、85.1%)、ロシア人、アルメニア人などである(1991)。アジャール人はトルコ支配時代にイスラム化したジョージア人の一グループで、統計ではジョージア人に含まれる。
 おもな工業は、精油、機械(電気機器、食品加工用機器、造船)、食品加工(茶、たばこ、ワイン醸造、缶詰)、軽工業、木材加工業。農業は、茶、柑橘(かんきつ)類、タバコ、桐油(とうゆ)、ブドウ、トウモロコシ。そのほかウシ、ヒツジ、ヤギの畜産業がある。バトゥーミは、アゼルバイジャンのバクーおよびそれに隣接するカスピ海油田からパイプラインを通じて輸送された石油の積出し港として重要である。[上野俊彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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