●アストラカン
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アストラカン
Astrakhan
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デジタル大辞泉
アストラカン(astrakhan)
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世界大百科事典 第2版
アストラカン【astrakhan】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
アストラカン
あすとらかん
astrakhan
もとはロシアのアストラハン地方で産するヒツジ(カラクールkarakul種)の胎児、または子ヒツジの毛皮をさすが、織物では、それに似た柔らかい巻き毛の毛羽(けば)で覆われた厚地の毛織物をいう。アストラハン地方の羊毛は、黒く玉状によく縮れ、光沢に富むが、毛皮は非常に高価なため、外観を似せたパイル(輪奈(わな))織にする。地(じ)組織には、梳毛糸(そもうし)、綿糸、スフ糸を使い、パイル糸には光沢のある堅い毛かモヘアを、あらかじめ強く捲縮(けんしゅく)させておいたのち、経(たて)・緯(よこ)いずれかのパイル組織に織り上げる。この輪奈になった部分を切断しないものと、切断して毛羽立てしたものがあるが、いずれも熱処理をして、かさ高く輪状に巻き毛を保つように仕上げる。染色の色調は黒が多い。厚地で保温力があるため、防寒用帽子、婦人オーバー地、外套(がいとう)の襟などに用いられる。
[角山幸洋]
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精選版 日本国語大辞典
アストラカン
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