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アセトアルデヒド

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アセトアルデヒド
acetaldehyde
化学式 CH3CHO 。無色液体で沸点 21℃。水,エチルアルコールエーテルとよく混る。工業原料として重要であるので,水銀塩存在下でアセチレンと水との反応により大量につくられる。酸化すれば酢酸となる。濃硫酸を1滴加えると激しく反応し,パラアルデヒドとなる。またアルドール縮合によりブチルアルコールやペンタエリスリトールなどの溶媒とすることもできる。無気呼吸によって果実中に生じ,柿のタンニンの重合を起させる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

アセトアルデヒド
プラスチックなどを成形する際に使われる。硫酸水溶液に、硫化第二水銀(無桔を触媒として加えて「母液」をつくりアセチレンガスを吹き込むとできる。一連工程で酢酸も造っていた。このアセトアルデヒド酢酸工程の廃水が水俣病の原因だった。チッソは熊本大が公式確認の3年後にたどりついた有機水銀説に対し、「無機水銀しか使っていない」と反論。工程で無機水銀がいったん有機化することは戦前から化学工業界で指摘されていたが、この事実を無視していた。
(2006-04-22 朝日新聞 朝刊 西特集A)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

アセトアルデヒド(acetaldehyde)
刺激臭のある無色の液体。エチルアルコールを酸化すると得られ、工業的にはエチレンを酸化して作る。酢酸など多くの工業薬品の原料、またプラスチック合成ゴム中間原料化学式CH3CHO アルデヒド

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

アセトアルデヒド
 C2H4O (mw44.05).CH3CHO.フーゼル油の一成分でもあり,体内でもエタノールの酸化で生じ,アルコールを飲んだあとの不快感の原因物質の一つとされる.

出典:朝倉書店
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生活習慣病用語辞典

アセトアルデヒド
アルコールが肝臓で分解されたときにできる物質です。飲酒で顔が赤くなったり、動悸が激しくなったり、また、頭痛吐き気といった症状の原因となるものです。アセトアルデヒド脱水素酵素によって分解され、最終的には体外へ排出されます。

出典:あなたの健康をサポート QUPiO(クピオ)
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世界大百科事典 第2版

アセトアルデヒド【acetaldehyde】
エタナールethanalともいう。脂肪族アルデヒドの一つ。化学式CH3CHO。融点-123.5℃,沸点20.2℃の特異な刺激臭をもつ無色の液体。水,アルコールに可溶。毒性を有し,体内に多量にたまると呼吸困難を起こす。実験室では,エチルアルコールを重クロム酸ナトリウムと硫酸で酸化してつくる。工業的には,古くはエチルアルコールの脱水素法,あるいはアセチレンの水和法などで製造されていたが,現在ではワッカーWacker法が世界的に用いられている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

アセトアルデヒド【acetaldehyde】
特異な刺激臭をもつ無色の液体。化学式 CH3CHO エチルアルコールを酸化すると生じる。工業的には塩化銅・塩化パラジウムを触媒として、エチレンに酸素を作用させて合成する(ヘキストワッカー法)。有機化学工業の原料、合成染料・プラスチック・合成ゴムなどの中間原料として重要。エタナール。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

アセトアルデヒド
あせとあるでひど
acetaldehyde
代表的な脂肪族アルデヒドで、エタナールとも、単にアルデヒドともいう。
 パラアルデヒドに希硫酸を加え、加熱すると得られる。以前は、水銀塩を触媒として、希硫酸の中でアセチレンに水を付加させて製造していたが、この製造過程で有害な廃棄物を生ずるので、現在は行われていない。塩化パラジウムを触媒としてエチレンを直接酸化してアセトアルデヒドをつくるヘキスト‐ワッカー法が広く行われている。無色の揮発性に富む液体で、強い刺激臭をもつ。酸化されて酢酸になりやすいので、還元性が強く銀鏡反応、フェーリング液の還元などの反応を示す。重合をおこしやすく、低温で塩化水素が存在するとメタアルデヒドになり、低温で硫酸を作用させるとパラアルデヒドを生成する。カキの実の渋味がとれるのは無気呼吸により果実の中にアセトアルデヒドが生成し、これがタンニンの重合をおこさせることによるといわれる。また、アルコール飲料を摂取すると、エタノール(エチルアルコール)は酸化されて体内で二酸化炭素(炭酸ガス)と水とになるが、中間物としてアセトアルデヒドを生じ、それが酒酔いの原因であるとされている。多数の有機化学工業製品の原料となるほか、プラスチックや合成ゴムの中間原料にもなる。このほか防腐剤や還元剤としても使われる。[廣田 穰]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

アセトアルデヒド
〘名〙 (acetaldehyde) 脂肪族飽和アルデヒドの一つ。化学式 CH3CHO 刺激臭のある無色の液体。酢酸、無水酢酸などの有機工業製品原料、プラスチック、合成ゴム、染料などの中間原料として広く用いられる。また、人がアルコールを摂取すると、体内にアセトアルデヒドが生じ、酒酔いや酒臭さの原因になるとされる。エチルアルデヒド。エタナール。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

アセトアルデヒド
アセトアルデヒド
acetaldehyde

C2H4O(44.05).CH3CHO.エタナール(ethanal)ともいう.工業的には,エテンを塩化パラジウム(Ⅱ)塩化銅(Ⅱ)の水溶液を触媒として,空気または酸素で部分酸化して合成される(ヘキスト-ワッカー法).以前はアセチレン硫酸水銀の希硫酸溶液に通じて合成されたが,この触媒より生成するメチル水銀が,いわゆる水俣(みなまた)病の原因となった.刺激臭のある無色の液体.融点-121 ℃,沸点21 ℃.0.7951.1.3316.酸化して酢酸無水酢酸が合成され,アルドール縮合によりブチルアルデヒドを経てブチルアルコールが合成される.このほか,多数の有機工業薬品,プラスチック,染料可塑剤などの合成原料として用いられる.[CAS 75-07-0]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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