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アッシュールナジルパル2世【アッシュールナジルパルにせい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アッシュールナジルパル2世
アッシュールナジルパルにせい
Ashurnasirpar II
アッシリア帝国の王 (在位前 884~859) 。アッシリア名アッシュール=ナジル=アプリは「アッシュール神はわが息子の保護者」の意。父王トゥクルティ=ニヌルタ2世 (在位前 890~884) の数次にわたる遠征を引継ぎ,新アッシリア帝国創設へと導いた。カラク (現イラクのニムルード) の宮殿跡から発見された文書や浮彫によれば,「輝かしい将軍,統治者」である一方,捕虜たちに加えた残酷さを率直に記していることでも有名である。治世の初めの6年間における遠征の詳細な記録である『王の年代記』によると,彼は帝国内を駆けめぐり,反逆者を討ち,地方を編成し,貢納を強要し,また周到な残忍さで,対立勢力に対処した。地中海まで進軍し,ヒッタイト帝国フェニキアの各都市からも朝貢を受けている。捕虜たちを使って,カラクを再建し,前 879年にニネベから,この地へ遷都し,前 871年までに主要な宮殿,各神殿城壁などを完成した。 1951年に発見された石碑によれば,約7万人が参加して,10日間続いた大宴会が開催されたという。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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