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アッバス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アッバス
Abbas, Ferhat
[生]1899.10.24. コンスタンチン近郊タヘール
[没]1985.12.24. アルジェ
アルジェリア民族主義運動の指導者。 1926~31年ムスリム学生協会の指導者となり,38年アルジェリア人民同盟の創設参画。 44年「宣言と自由の友」を組織するなどの実績を積重ねたのち,46年にアルジェリア宣言民主同盟を結成,党首に就任。同年フランス制憲会議に参加。続いてフランス連合議会議員。 56年民族解放戦線 FLNに参加。 58~61年アルジェリア臨時政府首班。独立後国会議長となったが,63年 FLNの方針に反対して辞任。 64年 A.ベン・ベラ政府批判のかどで軟禁されたが,65年6月の無血クーデターの際釈放された。

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アッバス
Abbas, Mahmoud
[生]1935. ツェファト
パレスチナの政治家。パレスチナ自治政府首相(在任 2003),大統領(在任 2005~ )。Abu Mazenとも呼ばれる。パレスチナ戦争(第1次中東戦争)が勃発した 1948年,家族とともにシリアに逃れ,ダマスカス大学で法学の学位を取得した。1950年代にはカタールで行政職に携わり,パレスチナ人の個人や団体を組織化する運動を始めた。1961年,ヤセル・アラファトに見出されてファタハの結成に加わり,幹部となった。ファタハはパレスチナ人による武装闘争を呼びかけ,のちにパレスチナ解放機構 PLOの主要な一派となる。1970年代後半,アッバスは PLOの国際局長として,イスラエルの和平推進派と関係を構築した。また 1990年代前半には,中東和平会議や,のちにオスロ合意(→パレスチナ暫定自治協定)として結実したイスラエルとの秘密交渉で,パレスチナの交渉戦略を形成した。2000年7月,キャンプ・デービッドで行なわれた和平交渉では,パレスチナ交渉団の主要メンバーとして活躍。2003年,パレスチナ首相に就任すると,テロを非難してインティファーダの終結を呼びかけ,パレスチナに単一の武装組織を創設しようとした。しかし,イスラエルやアメリカ合衆国,そしてアラファトとも対立し,まもなく首相職を退いた。2004年11月,アラファトが死去したのち PLO議長に選出される。2005年1月の大統領選挙で勝利し,大統領に就任。2011年9月,パレスチナの国家としての承認を目指して国際連合へ加盟を申請した。加盟は認められなかったものの,2012年11月,パレスチナはオブザーバー組織からオブザーバー国家に格上げされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

アッバス
あっばす
Mahmoud Abbas
(1935― )

パレスチナの政治家。現イスラエル北部のサフェド生まれ。1948年のイスラエル建国でシリアへ移住。シリア・ダマスカスの大学で法律を学んだ後、モスクワの大学で歴史学博士課程を修了。カタール亡命中の1957年、アラファト率いるパレスチナ民族解放運動組織「ファタハ」の創設メンバーに加わる。その後パレスチナ解放機構(PLO)の要職を歴任、つねにアラファトの側近としてパレスチナ解放運動を支えた。イスラエルとの和平に積極的な穏健派で、1993年のオスロ合意(パレスチナ暫定自治合意)に至る秘密交渉を取り仕切ったことでも知られる。2003年4月、パレスチナ自治政府の初代首相に就任。アメリカやヨーロッパ連合(EU)などが起案した新和平案「ロードマップ」実現の鍵(かぎ)を握る人物である。しかし、首相就任後、イスラエルとの交渉姿勢についてPLO内部から「弱腰」などの批判があがり、また、権限をめぐってアラファトとの確執も伝えられ、2003年9月には同職を辞任した。2004年11月、アラファトの死去に伴い、後任としてPLO議長に就任した。また、2005年1月アラファトの後任としてパレスチナ自治政府大統領(ライースRais)に選出され、就任。アブ・マーゼンの別名でも知られている。2005年2月8日エジプトのシャルムエルシェイクで、イスラエルのシャロン首相と初の首脳会談を行った。

[尾関航也]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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