●アマルガム
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アマルガム
amalgam
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デジタル大辞泉
アマルガム(amalgam)
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世界大百科事典 第2版
アマルガム【amalgam】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
アマルガム
あまるがむ
amalgam
水銀と他の金属との合金。「柔らかいもの」というギリシア語に由来する。普通は柔らかい糊(のり)状の固体であるが、水銀の分量が多ければ液状となる。タリウム、カドミウム、鉛などの低融点金属は水銀によく溶解するので、一般にアマルガムという場合にはこれらの合金をさす場合が多い。銀スズ合金のアマルガムは歯科用充填(じゅうてん)材として広く用いられているが、近年その使用量は減少傾向にある。鉛、ビスマス、スズのアマルガムは鏡面製造に利用される。なお、アマルガムは加熱すると水銀が揮発放出されて合金元素が残るので、これを利用して金属の製錬(アマルガム製錬)に利用されることがある。「同化する」という英語amalgamateはこれに由来する。
[及川 洪・三島良續]
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精選版 日本国語大辞典
アマルガム
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化学辞典 第2版
アマルガム
アマルガム
amalgam
水銀とほかの金属との合金.水銀と金属を直接接触させたり,水銀を陰極として金属塩溶液を電解すると得られる.水銀と金属との割合により,液状,ペースト状,固体状のものがある.化学的には,アルカリ金属のアマルガムのように金属自体より反応性が弱くなる場合と,亜鉛,アルミニウムのアマルガムのように酸化物皮膜の生成が妨げられて反応が活発になる場合とがある.金,銀の製錬にはアマルガム化が利用され,銀,スズのアマルガムは歯の充填材料,鉛,スズのアマルガムは鏡面の製作に,ナトリウム,亜鉛のアマルガムは還元剤として用いられる.また,水銀を陰極としたアンモニウム塩の液体アンモニア溶液の電解や,アルカリ金属アマルガムやアルカリ土類金属アマルガムにアンモニウム塩濃厚溶液を加えることにより,アンモニウムアマルガムが得られる.海綿状で金属光沢を示す.常温では不安定で,アンモニア,水素,水銀に分解する.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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