@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

アミロペクチン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アミロペクチン
amylopectin
デンプン粒の水に溶けない外側の部分を構成する多糖類の一種。化学式 (C6H10O5)n・H2O 。 1,4 -グリコシド結合のほかに 1,6 -グリコシド結合による分岐構造をもつ。アミロースとともにデンプン組成の主成分で,多くのデンプンで 70~80%を占める。分子量は数十万で,ヨウ素デンプン反応は赤紫色である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

アミロペクチン(amylopectin)
でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースの鎖が複雑に分枝・結合したもの。もち米には特に多く含まれ、沃素を加えると赤紫色となる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

アミロペクチン
 グルコースがα1→4結合で重合した高分子の一部のグルコースがさらにα1→6結合で分枝した構造をもつ高分子.分枝鎖デンプン.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

あみろぺくちん【アミロペクチン】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

アミロペクチン
あみろぺくちん
amylopectin

デンプンの主成分で、可溶性のアミロースを除いた難溶部分。高等植物に存在し、デンプンの70~80%を占める。糯米(もちごめ)のデンプンはすべてアミロペクチンからなり、アミロースを含まない。無味、無臭の白色粉末で、水に溶けにくいが、熱水には溶けて糊(のり)状となる。デンプンを熱水に溶かしたものにブチルアルコールを加えると、アミロースだけが沈殿するので、アミロペクチンを分離できる。また、アミロペクチンの水溶液にヨウ素を加えると赤紫色になる。これはアミロペクチンの検出に利用される。

 アミロペクチンはグルコースがα-1・4-結合で25~30個つながった鎖が基本となる構造で、分岐が多く複雑な構造を示す。1本の鎖に別の鎖が木の枝分れのように結合し、枝分れの鎖にさらに別の鎖が結合するといったようになる。枝分れの結合はα-1・6-結合である。アミロペクチンはアミラーゼやフォスフォリラーゼによって分解されるが、枝分れのα-1・6-結合を分解できないので、切れ残りの部分が残る。これを限界デキストリンという。枝分れの結合は、イソアミラーゼやプルラナーゼ(限界デキストリナーゼ)などの枝切り酵素によって加水分解される。

[村松 喬]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

アミロペクチン
〘名〙 (amylopectin) でんぷんを構成する主成分の一つ。グルコースの鎖が複雑に分枝・結合したもの。もち米に特に多く含まれる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

アミロペクチン
アミロペクチン
amylopectin

アミロースとともにデンプンの成分をなす多糖で,α-(1→4)結合のグルコース残基約25個に1個の割合でα-(1→6)結合の分枝構造をもつ樹状になっており,ヨウ素で赤紫色(λmax 540 nm)を呈する.平均重合度1000~37000.通常のデンプンの約75~80% を占め,アミロースを除いた上澄み液にアルコールを加えて沈殿させる.約+196°.酸浸漬,酸化などの処理をしたアミロペクチンは30~35% の濃いのりをつくることが可能で,透明性がよく,流動性がすぐれ,ゲル化しない.β-アミラーゼにより約60% が麦芽糖に加水分解され,グルコース残基2~3個の枝を残したβ-限界デキストリンが残る.α-アミラーゼでは重合度7程度の分枝オリゴ糖を生じる.プディングミックス,サラダドレッシング,缶詰,冷凍食品,洗濯用のり,染色用のり,サイジング,接着剤などに用いられる.[CAS 9037-22-3]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

アミロペクチン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

アミロペクチンの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation