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アミロース

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アミロース
amylose
D-グルコースが α - 1,4 のグリコシド結合した多糖類で,デンプン分子の構成単位である。一般式 (C6H10O5)n・H2O 。デンプンの種類およびアミロースの調製法により,n=200~1000 とされている。ヨウ素デンプン反応により濃青色を呈する。アミラーゼで酵素分解するとデキストリンを経てマルトース,グルコースとなる。分解の程度が進むに従って,ヨウ素デンプン反応の色は青→紫→赤→無色に変る。熱水またはアルカリ性の水には溶解するが,各種有機溶媒には不溶である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

アミロース(amylose)
でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースが長い鎖状に連なったもので、水に溶ける。沃素を加えると青藍色になる。

出典:小学館
監修:松村明
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栄養・生化学辞典

アミロース
 グルコースがα1→4結合で重合した直鎖状の高分子.直鎖デンプン.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

あみろーす【アミロース】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

アミロース【amylose】
アミロペクチンとともにデンプンの構成成分。数百個のグルコース(ブドウ糖)が鎖状につながったもので、らせん状に巻く傾向がある。普通のデンプン中に20~30パーセント含まれている。ヨウ素デンプン反応により濃青色を呈する。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

アミロース
あみろーす
amylose
デンプンの一成分で、アミロペクチンとともにデンプン粒を構成する。高等植物に存在し、デンプンの20~30%を占める。無味、無臭の白色粉末で、水に溶けるがエチルアルコールには溶けない。デンプンを熱水に溶かしたものにブチルアルコールを加えると、アミロースは結晶状に析出するが、アミロペクチンは溶けたままなので、両者を分離できる。また、アミロースの水溶液にヨウ素を加えると青紫色を示す。この性質はアミロースの検出に利用される。
 アミロースはグルコースが鎖状にα-1・4-結合で数百個つながった構造で、グルコース6分子で1回りするようにアミロースの鎖は螺旋(らせん)形に巻いている。ヨウ素を加えると青紫色になるのは、ヨウ素がこの螺旋の中に取り込まれて特殊な存在状態になるからである。また、グルコースとグルコースの間の結合はかなり安定で、希硫酸や希塩酸を加えて数時間煮沸しなければ、この結合を完全に分解できない。しかしアミラーゼの存在下では、中性の溶液で、しかも常温で完全に分解され、マルトースやグルコースになってしまう。フォスフォリラーゼもアミロースを分解する。植物によってアミロースが合成される道筋は、以前にはフォスフォリラーゼの逆反応によると考えられていたが、現在ではアデノシン二リン酸グルコースを経る経路が主であることがわかっている。[村松 喬]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

アミロース
〘名〙 (amylose) アミロペクチンとともにでんぷんの主成分の一つ。でんぷん成分の二〇~二五パーセントを占める。多糖類の高分子化合物。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

アミロース
アミロース
amylose

アミロペクチンとともにデンプンを構成するα-(1→4)結合したD-グルコースの直鎖多糖.重合度は不均一(30~3000)であるが,糖残基6個を単位としてらせん状に巻いている.13% 硫酸マグネシウム溶液を用いたデンプン溶液から,80 ℃ でアミロースは沈殿し,アミロペクチンは室温で沈殿する.また,デンプン溶液を1-ブタノールとふりまぜると,アミロースは包接化合物をつくり沈殿するなどの性質を利用して分離する.通常は,20~25% がアミロースであるが,品種改良したトウモロコシデンプンで70~80% を占めるものもある.約+190°.ヨウ素と青色の複合体(λmax 650 nm)を形成する(ヨウ素-デンプン反応).アミロースは,シクロヘキサノール,脂肪酸,そのほか各種有機化合物とも包接化合物を形成する.β-アミラーゼで非還元末端からマルトース単位で分解され,α-アミラーゼは1,4結合をランダムに加水分解してグルコースやオリゴ糖を生成する.繊維状,フィルム状になりやすく,フィルムはガス透過性が低いのが特徴.食品用包装材に用いる.[CAS 9005-82-7]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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