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アラブ石油輸出国機構【アラブせきゆゆしゅつこくきこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アラブ石油輸出国機構
アラブせきゆゆしゅつこくきこう
Organization of Arab Petroleum Exporting Countries; OAPEC
アラブ産油国が中東におけるアラブ諸国共同の石油経済政策を計画し,事業を推進することを目的として設立した生産国カルテル。1968年1月にサウジアラビアリビアクウェートの 3ヵ国で結成。その後アルジェリアアブダビ(1971年にアラブ首長国連邦が権利義務を継承),カタールバーレーンドバイシリアエジプトイラクチュニジア加盟。1973年にドバイが,1987年にチュニジアが脱退,エジプトは 1979年のキャンプデービッド合意によるイスラエルとの単独和平がアラブ大義に反するとして経済制裁を受け,資格を停止されていたが,1989年5月に復帰。1973年10月には十月戦争(第4次中東戦争)に際して緊急石油相会議を開き,石油生産の 5%削減,「敵対国」と規定したアメリカ合衆国,オランダなどへの石油輸出禁止などを決めた。石油輸出国機構 OPECが石油価格,生産量などを中心に協議するのに対し,OAPECは石油関連合弁事業,タンカー修理,ドックの建設などのビジネス活動を行なっている。本部はクウェート。2012年現在の加盟国は 10。

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世界大百科事典 第2版

あらぶせきゆゆしゅつこくきこう【アラブ石油輸出国機構】

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大辞林 第三版

アラブせきゆゆしゅつこくきこう【アラブ石油輸出国機構】

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

アラブ石油輸出国機構
あらぶせきゆゆしゅつこくきこう
Organization of Arab Petroleum Exporting Countries
略称OAPEC(オアペック)。1968年1月9日にクウェート、サウジアラビア、リビアの3か国によってアラブ産油国の利益を守るために設立された機構。その後加盟国は増加し、2008年現在、アラブ首長国連邦、アルジェリア、イラク、エジプト、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、バーレーン、リビア、チュニジアの11か国で構成されている。本部はクウェートに置かれ、主要機関として総会、理事会、事務局が設けられている。
 当初の設立目的は、「アラブ産油国におけるヨーロッパ共同体のようなものであり、石油およびその他の関係ある経済分野で、あらゆる種類の合弁事業を行う」ことにあった。だがOAPEC設立の直接の動機は、1967年のイスラエルとエジプトの「六日戦争」(第三次中東戦争)の際にアラブ産油国がとった石油禁輸措置の失敗にある。すなわち、六日戦争のとき、アメリカ、イギリス、旧西ドイツがイスラエルを支援したとして、アラブ産油国はこれらの国への石油輸出を禁止するという強硬措置をとったが、イラン、ベネズエラなど非アラブ産油国が増産してアラブが禁輸措置をとった国への輸出を増大したため、アラブの禁輸政策は失敗に帰した。こうした苦い経験から、アラブ産油国は、石油政策ならびにそれに関係する経済分野で団結と統一を強化するためにOAPECを結成したのである。このことは、アラブ産油国の石油資源の自主管理を意味した。石油輸出国機構(OPEC(オペック))が世界の主要な石油輸出国で結成され、その目的を原油の公示価格の維持・回復に置いたのに対して、OAPECはより幅広く、共通の経済的基盤を築こうとするものであり、またのちには石油輸出国ではないシリア、エジプトが加わったことからも、政治的色彩の濃い機構といえよう。
 OAPECは、1970年以来共同事業などにも取り組み、バーレーンに25万トン級タンカーの修理用ドックをつくり、さらに石油化学合弁事業、パイプラインの共同所有などを進めていた。だが、1980年9月のイラン・イラク戦争で両国は対立する。さらに1990年8月2日、イラクによるクウェートの侵攻に端を発した湾岸戦争が、この機構を実質上、弱体化させてしまった。1998年2月なかばに、イラクに対するアメリカの不信は高まり、ふたたび戦争寸前の様相を呈したが、国連のアナン事務総長の調停によって治まった。しかし、2003年にはイラク戦争が起こるなど中東地域での紛争が続くなか、この機構の国際的役割は低下している。2007年後半から2008年前半にかけて、アメリカ国内で原油価格が上昇し、代替エネルギーへの要望が強くなったり、消費者の節約傾向がみられ、原油価格はふたたび低下した。これは石油投資家への批判が厳しくなったことにもよる。もちろん中国、インドなどは輸入が増加し、その割合は40%台になった。アラブの石油輸出国機構も、消費国、新需要国の動きをみながら生産計画や過剰ドル対策のあり方を迫られている。同時に、先進国、途上国などの環境政策を見極めつつ、その対応も再検討されるであろう。[清水嘉治]

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精選版 日本国語大辞典

アラブせきゆゆしゅつこく‐きこう【アラブ石油輸出国機構】
(Organization of the Arab Petroleum Exporting Countries の訳語) 一九六八年、アラブの主要産油国三か国によって設立した機構。加盟国の石油産業における経済活動の協力を主要目的とする。略称OAPEC。オアペック。

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旺文社世界史事典 三訂版

アラブ石油輸出国機構
アラブせきゆゆしゅつこくきこう
Organization of Arab Petroleum Exporting Countries
石油産出国のアラブ諸国が,石油政策を調整し,石油産出の利益を長く保持するために結成した国際機構。略称はOAPEC
1968年1月,クウェート・サウジアラビア・リビアの3か国が集まって結成したが,のちアブダビ・アルジェリア・イラク・エジプト・カタール・シリア・バーレーン・アラブ首長国連邦が加わって,11か国が加盟。1973年の第4次中東戦争の際に禁輸政策を発動し,石油危機をひき起こした。

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旺文社日本史事典 三訂版

アラブ石油輸出国機構
アラブせきゆゆしゅつこくきこう
Organization of Arab Petroleum Exporting Countries
1968年アラブ産油国の利益を守るために設立された機構
略称OAPEC オアペック。1973年におきた第4次中東戦争に際してOAPECが原油の大幅減産と価格の4倍引き上げを実施したため,石油危機がおこった。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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デジタル大辞泉

アラブせきゆゆしゅつこく‐きこう【アラブ石油輸出国機構】

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