●アリザリン
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アリザリン
alizarin
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デジタル大辞泉
アリザリン(alizarin)
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栄養・生化学辞典
アリザリン
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世界大百科事典 第2版
アリザリン【alizarin】

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日本大百科全書(ニッポニカ)
アリザリン
ありざりん
alizarin
布を堅牢(けんろう)で美しいトルコ赤に染めることのできる、アカネの根から得られる色素の主成分。世界最古の天然染料の一つである。日本でも洋茜(ようあかね)として用いられてきたが、今日では他の合成染料によって置き換えられている。化学構造は1,2-ジヒドロキシアントラキノンで、アントラキノン-2-スルホン酸ナトリウムを空気下で水酸化ナトリウムと溶融して合成される。絵の具のマダーmadderは、アリザリンのアルミニウム錯塩(キレート)である。
ドイツのH・カロ、K・グレーベ、K・T・リーベルマン、イギリスのW・H・パーキンらによるアリザリンの化学合成(1868)は、広大な領域となったアントラキノン合成化学の端緒となった。
[飛田満彦]
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精選版 日本国語大辞典
アリザリン
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化学辞典 第2版
アリザリン
アリザリン
alizarine
1,2-dihydroxyanthraquinone.C14H8O4(240.22).C.I.58000,C.I.Mordant Red 11ともいう.アカネの根に配糖体として含まれている.アントラキノン-2-スルホン酸ナトリウムの酸化により,最初に合成された天然色素.橙黄色の板状または針状晶.融点290 ℃,沸点430 ℃.水に難溶,熱メタノール,エーテルに易溶,有機溶媒に可溶.アルカリ性で紫色,濃硫酸で赤褐色を呈する.硝酸酸化でフタル酸を,亜鉛末還元でアントラセンを生成する.媒染剤により種々の色に染色される.[CAS 72-48-0]
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