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アルカリ土【アルカリど】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アルカリ土
アルカリど
alkali soil
表層に若干の有機物を含み,ナトリウム塩類の集積物が炭酸石灰との間に複合反応した結果炭酸ナトリウムが生成され,強いアルカリ性 (pH8.5~11) を示す土壌。乾燥ないし半湿潤地帯内の局部的な排水不良の凹地にみられる。有機物含量は高くないが,アルカリ性のために黒色を呈し,かつてアメリカで黒色アルカリ土 black alkali soilと呼ばれたこともある。ナトリウム含量の高い粘土集積層,ナトリック層 (アルジリック層でナトリウムによる飽和度が 15%以上) をもつ。旧ソ連地域ではソロネッツと呼ばれる間帯土壌に属する土壌型の一つである。アメリカではナトラルボル,ナトラルジッドに属する。一部の好アルカリ植物以外は生育しない。これを改良するためには,炭酸ナトリウムに石膏などを加えて硫酸ナトリウムなどに変換したのちに脱塩する必要がある。 (→アルカリ性土壌 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

アルカリ土
あるかりど
alkali soil

塩類土壌(ソロンチャク)が地下水位の低下に伴う排水良好化や、気候の湿潤化による環境変化によって、強アルカリ性(pH8.5~9)に変わった土壌。これは浸透水による溶脱作用のもとで、炭酸ナトリウムが溶解し、一時的に水酸化ナトリウムが生ずるからである。ロシアではこの段階の土壌をソロネッツとよんでいる。土壌学的にはこの変化をソロネッツ化作用またはアルカリ化作用という。変化がさらに持続すればナトリウム塩は完全に失われ、土壌は中性に戻って湿潤地の土壌となる。ここまで変化した土壌はロシアではソロチ(ソロッド)とよぶ。塩類土、アルカリ土は、日本のような湿潤気候下ではみられない土壌である。植物の生育にとってはきわめて不適当で、乾燥地帯の農業開発を阻害する大きな要因をなしている。

[浅海重夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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