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アルムクビスト

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

アルムクビスト Almqvist, E.
1852-? スウェーデンの医師,植物学者。
1852年8月8日生まれ。北氷洋探検船ベガ号で隊長ノルデンシェルドとともに乗組員として,明治12年(1879)横浜にくる。2ヵ月の滞日の間に地衣類を採集した。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

アルムクビスト【Carl Jonas Love Almqvist】
1793‐1866
スウェーデンの作家。ウプサラ大学に学ぶ。ストックホルムで公務員となった後,理想の農民生活を田園に求めたが挫折,作家生活に入る。奔放な空想にみちた小説《アモリーナ》(1823年に完成,書き改めて39年に出版)をはじめ,革新的なロマン主義運動の旗手として,詩,評論ふるい,主要作品は《野ばらの書》(1833‐51)にまとめられている。グスタブ3世の宮廷舞姫を配した華麗な小説《女王の宝石》(1834)の後,一転してルソーの〈自然に返れ〉の思潮基盤に,素朴な農民生活を主題に《会堂》(1838)ほかの写実的な作品を書く。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

アルムクビスト
あるむくびすと
Carl Jonas Love Almqvist
(1793―1866)
スウェーデンの作家。11月28日ストックホルムで生まれる。ウプサラ大学卒業後公務員、2年間の農民生活ののち、作家活動に入る。怪奇、奔放な空想に満ちた小説『アモリーナ』(1823年完成。書き改めて1839年出版)をはじめ、多作、多彩な彼は『野ばらの書』(1833~1851)にみられるように、詩、劇、評論に健筆を振るい、革新的なロマン主義運動の旗手と目された。グスタフ3世王朝の舞姫を配した華麗な小説『女王の宝石』(1834)ののちは、一転して、ルソー風の「自然に帰れ」の思潮を基盤として、素朴な農民生活に取材した『会堂』(1838)ほかの写実的な作品を書いた。『それでよい』(1839)には、結婚は愛と理解に基づく個人の問題で、国家、教会が介入する余地はないとの主張を盛って、周囲のひんしゅくを買った。そのうえ文書偽造、毒殺未遂の容疑で1851年アメリカへ逃れ、各地を放浪ののち、ヨーロッパへの帰途、1866年9月26日、ドイツのブレーメンで死去。彼の作風の変貌(へんぼう)の激しさは、彼の生きた時代が一種の過渡期であったためでもあろうが、なによりも彼自身矛盾に満ちた振幅の激しい性格の持ち主であったことによる。その生涯はスウェーデン文学史上もっとも謎(なぞ)に満ちたものとされている。[田中三千夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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