●イエロー・ジャーナリズム【イエロージャーナリズム】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イエロー・ジャーナリズム
yellow journalism
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日本大百科全書(ニッポニカ)
イエロー・ジャーナリズム
いえろーじゃーなりずむ
yellow journalism
扇情的な記事とはでな見出しを使い、低俗な興味を誘う報道をいう。1890年代のニューヨークで、ピュリッツァーの『ワールド』紙とハーストの『ジャーナル』紙が報道合戦を演じ、人気のあった色刷り漫画『イエロー・キッド』を作者(R・F・アウトコールト)ごと奪い合うほか、セックス、スキャンダル、犯罪を書き立てて部数競争を行ったことから、この種の新聞は「イエロー・ペーパー」とよばれるようになった。両紙の競争は、スペインのキューバ植民地支配についても、事実を曲げ、事件を捏造(ねつぞう)するなど激化し、アメリカ・スペイン戦争(1898)を誘発する一因となったといわれた。センセーショナリズムと同意。
[小松原久夫]
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