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イオン半径【イオンはんけい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

イオン半径
イオンはんけい
ionic radius
イオン球状とみなすときの半径。ただし,イオンの核外電子の存在確率は連続的に変化するので,一義的にイオンの大きさを定めるのは困難であるため,イオンの多少に関係して定義されるイオン半径のも一般に異なってくる。 L.C.ポーリングによって求められたイオン半径の値がよく使用される。通常,イオン結晶では最近接の陽イオン陰イオンの間の距離は各イオンの半径のに等しいか,あるいは少し大きい。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

イオン‐はんけい【イオン半径】
イオンと考えたときの半径。イオン結晶中での隣接イオン間の距離から割り出した値がふつう用いられる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

イオンはんけい【イオン半径 ionic radius】
イオンを球状とみなしたとき,その半径をイオン半径という。食塩は,NaとClの二つのイオンが格子状に配列してイオン結晶をつくっている。このイオン結晶において,球状のイオンが相互に接触していると仮定すると,その格子間隔はNaとClのイオン半径の和になる。したがって,今ある一つのイオン半径の絶対値がわかると,他のイオン半径は格子間隔とその値とから計算することができる。V.M.ゴルトシュミットは1927年に,さきにフッ化物および酸化物の光学的性質から求められたF=1.33Å,O2-=1.32Åを用いて,大半のイオン半径を計算し,現在でもしばしば用いられる。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

イオン‐はんけい【イオン半径】
〘名〙 イオンが球形であると仮定した場合の半径をいう。正負両荷電のイオンが結合したとき、その結合距離はそれぞれのイオン半径の和となる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

イオン半径
イオンハンケイ
ionic radius

イオンを球体とみなした場合のその半径.有効イオン半径(effective ionic radius)ともいう.X線回折による結晶構造からはイオン間距離を求めることはできるが,これは陰陽両イオン間あるいは同種イオン間の距離であって,イオン半径の絶対値は厳密には求められない.そこで多くの化合物の構造から求められるイオン間距離をイオン半径の和とみなし,一方,塩類溶液の分子屈折あるいは陰イオンが最密構造をしている化合物から得られるイオン半径とを比較して,O2- あるいは F のイオン半径を決定し,これを基準としてほかのイオン半径を求める.イオン半径は,
(1)イオンの配位数,
(2)電子スピン状態,
(3)結合の共有性,
(4)両種イオン間の斥力,
により影響される.イオン半径の表はV.M. Goldschmidt(ゴルトシュミット),L.C. Pauling(ポーリング),Zachariasen,Ahrens,Slater,Fumiらにより提出されているが,新しいものほど上述の因子が考慮され,実験値との一致がよくなっている.付表(巻末)にR.D.Shannonの結果を示した.ここでは,六配位の O2- および F のイオン半径を,それぞれ0.140 nm および0.133 nm として,陰陽両イオンの配位数,第一列の遷移元素のスピン状態を考慮して求めている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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