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イオ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

イオ
Io
ギリシア神話の女主人公。アルゴス王女で,ヘラ神殿の女祭司であったが,ゼウス愛人となったため女神の怒りを買い,ゼウスによって雌牛に変えられたうえにヘラに引渡される憂き目にあった。ヘラは,決して眠ることのない百眼の巨人アルゴスに雌牛の見張りを命じた。ゼウスはヘルメスを派遣してこの番人を殺させ,イオの雌牛をその手から解放させたが,彼女の苦しみはなお終らず,ヘラによって送られたあぶに刺されながら,世界中を放浪しなければならなかった。最後にエジプトで人間の姿に戻って息子エパフォスを生み,エジプト人にイシスと呼ばれる女神としてあがめられることになったという。

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イオ
Io
1610年にガリレイが発見した木星の四大衛星のうちの一つ。木星Iとも呼ばれ,四大衛星のなかでは最も木星に近い軌道を回っている。光度約5等,公転周期 1.77日,直径約 3640km。密度は 3.57で四大衛星中最大。 1979年ボイジャー1,2号が木星に接近して多くの近接写真を撮った結果,さまざまなことが明らかになった。表面には7つの活火山があり,硫化水素や二酸化硫黄から成るガスやを噴き上げている。ガスの一部は木星を回る軌道上に拡散し,これが木星を取巻くドーナツ状電離ガス帯の源になっている。イオの表面は,オレンジ色と白色に輝く噴出物質によっておおわれており,高いアルベドを示す。木星の引力による潮汐作用が火山活動のエネルギーを供給していると思われている。

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デジタル大辞泉

イオ(Iō)
ギリシャ神話で、ゼウスヘラに仕えた美しい女官。ゼウスに愛されたが、ヘラの怒りを恐れたゼウスに牝牛に変えられ世界中を放浪。最後にエジプトで人間の姿にもどされた。エジプトの女神イシスと同一視された。
(Io)木星の第1衛星で、すべての衛星のうち5番目に木星に近い軌道を回る。1610年にガリレオ=ガリレイが発見。名はに由来。1979年に探査機ボイジャーが火山活動を確認。木星の強い引力による地殻の歪みによるものと思われる。直径は約3600キロ(地球の約0.29倍)。平均表面温度はセ氏マイナス140度。

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イオ(Io)
コレッジョの絵画。カンバスに油彩。縦164センチ、横74センチ。「ダナエ」「ガニュメデス」と同じく、「ユピテルの愛の物語」とよばれる神話画の連作の一。マントバ公であるゴンザーガ家のフェデリコ2世の依頼により制作。ユピテルが雲に姿を変え、イオを抱擁する場面を描く。ウィーン美術史美術館所蔵。ユピテルとイオ

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デジタル大辞泉プラス

イオ
ロールプレイングゲーム、「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する攻撃呪文のひとつ。爆発を起こして敵にダメージを与える。同様の呪文はイオ系と呼ばれ、他にイオラ、イオナズンなどがある。

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世界大百科事典 第2版

イオ【Iō】
ギリシア神話で,アルゴスのヘラ女神の女神官。彼女の父イナコスはアルゴスの初代の王とも川の神ともいわれる。イオはゼウスに愛され,神に身をまかせたが,ゼウスは妃ヘラの嫉妬を避けるために,彼女を白い牝牛に変えた。しかしヘラはこの牝牛に疑いをかけ,夫からこれをもらいうけて,百眼の怪物アルゴスArgos(彼はまたパノプテスPanoptēs(〈すべてを見る者〉の意)とあだ名される)に日夜怠りなく見張りさせた。そこでゼウスはヘルメス神に命じてアルゴスを殺させると,ヘラはアブ()を送ってイオを苦しめたので,彼女は狂乱のうちに諸国をさまよい歩き,ヨーロッパからアジアへ渡り(ボスポロス(〈牝牛の渡し〉の意)海峡の名のおこり),最後にエジプトに着いた。

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イオ【Io】
(1)木星の第I衛星。1610年,G.ガリレイによって発見され,ギリシア神話の女神官イオにちなんで名付けられた。木星中心より42万1800km(木星半径の5.91倍)のところをほぼ円軌道を描いて,1.769138日で公転している。半径は1816km,質量は8.920×1025g(木星の4.6967×10-5倍)で,平均密度は3.56g/cm3と求められる。木星の電波(デカメートル波)バーストの起こる頻度がイオの位置と関係していることで以前から話題の多い衛星であったが,1979年3月と7月の惑星探査機ボエジャー1,2号の観測によってその正体がはっきりした。

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精選版 日本国語大辞典

イオ
〘名〙 (Io)
[一] ギリシア神話で、ゼウスの妻に仕えた美しい女官。ゼウスに愛されたが、妻の怒りを恐れたゼウスはイオを牝牛に変えた。イオは世界中を放浪した後、エジプトで人間の姿に戻された。
[二] 木星の第一衛星。軌道半径は木星半径の五・九一倍。公転周期一・七六九一日。一九七九年にボイジャー一号によって火山活動があることが発見された。

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