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イグサ科【イグサか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

イグサ科
イグサか
Juncaceae
単子葉植物イグサ目の1科。熱帯地方の高山帯を含め,世界の寒冷地の,特に水湿地に広く分布する。9属約 400種が知られる。地下の泥中に横走する根茎があり,毎年各節から地上にシュート (→苗条系 ) を出す。このシュートには花時以外は目立った茎はなく,剣状の数枚の葉が抱合ってつく。その中心から長い花序軸を伸ばし,密な花穂をつける。花は通常両性花で,内外3片ずつの花被片があるが,花弁状にはならず目立たない。おしべ6本も3本ずつ2輪に並ぶ。めしべ花柱は1本であるが,上端が3裂して3本のブラシ状の柱頭となる。畳表に用いるイグサ (→ ) をはじめ,雑草のスズメノヤリ (雀の槍)などがある。なお,ハリイ (針藺)シカクイ (四角藺)などは「イ」の名はあってもイグサ科ではなくカヤツリグサ科の植物である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

いぐさか【イグサ科】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

イグサ科
いぐさか
[学]Juncaceae
単子葉植物。多年草、ごくまれに一年草または低木。葉は互生し、根際につくか茎の下部に集まる。花は小形、両性まれに単性で雌雄異株につき放射相称。花被片(かひへん)は乾質の鱗片(りんぺん)状、内外それぞれ3枚、まれに2枚ずつ、ときに内花被が発達せず1輪となる。雄しべは3または6本、まれに2本。雌しべは3心皮性、子房は上位で3室または1室、室の背面で裂ける(さくか)を結ぶ。花には蜜腺(みつせん)がなく、風媒花。花被片の性質や化学成分などから、イネ科(APG分類:イネ科)やカヤツリグサ科(APG分類:カヤツリグサ科)に近縁と考えられている。
 北半球の温帯から寒帯に2属約300種、南半球に6属10種ほどがある。日本にはイグサ属とスズメノヤリ属の2属三十数種が自生する。[清水建美]
 APG分類でもイグサ科とされる。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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