@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

イザヤ書【イザヤしょ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

イザヤ書
イザヤしょ
Yeshaya; Book of Isaiah
イザヤの名によって残される旧約聖書中最大の預言書。その成立は複数の者によるとされており,内容からみて3部に分けられる。第1部1~39章は前8世紀頃おもに預言者イザヤによって書かれたが,それはイザヤの預言を中心にもろもろの題材を編集したものであり,いくつかはイザヤ自身で,またいくつか (11~19,21,23~27,32~35の各章) はより後期の弟子たちによって編まれた。さらに 36~39章は『列王紀下』 18~20章からの引用と思われる。 40~66章がほかのだれかによって書かれたのは確実であり,そのうち 40~55章はバビロニア捕囚後期に書かれたといわれる「第2イザヤ書」,56~66章は「第3イザヤ書」と呼ばれる。第1部は前8世紀頃のユダヤの指導者たちに対して政治的術策に頼らずひたすら神を信ぜよとした預言者の警告が中心である。平和の治政を行う Emmanuel (男子名で「神われらとともにまします」) の誕生についての預言中にも神に敵対する者の運命が告げられている。「第2イザヤ書」はたぶん2世紀ほどのちに書かれ,迫害に苦しむ民への慰謝の言葉と解放が宣せられ,救いへの希望が語られている。 56~66章は帰国後の同胞への励ましと教えが中心で,全体としてまとめられたのは前3世紀頃と思われる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

イザヤ‐しょ【イザヤ書】
旧約聖書の預言書の一。全66章。イザヤの預言集の形をとるが、40章以降は、複数の無名の預言者の言葉とされる。「主の僕(しもべ)の歌」は、メシア預言として有名。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

イザヤしょ【イザヤ書 Book of Isaiah】
旧約聖書の〈預言者〉の冒頭に収められ,預言者イザヤの名を冠した最も大きな預言書。イザヤ以後,前2世紀までの長い期間に繰り返し加筆,編集され,また他の預言集と合体されて現在の形態をとる。今日の学者は全66章を,1~39章,40~55章,56~66章に大別し,それぞれ第1,第2,第3イザヤ(書)と呼ぶ。〈第1イザヤ〉は,預言者イザヤの真正な言葉を含む預言集や,成立年代の最も遅い黙示思想,36章以下の民間説話的なイザヤ伝などの多様な文書から成り,35章までは自国民への審判告知(1~12章),諸国民への審判告知(13~23章),救済預言(24~35章)の三部構成を示す。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

イザヤしょ【イザヤ書】
旧約聖書の預言書の一。一~三九章がイザヤの手になり、四〇章以下は無名の預言者によるもの。四〇~五五章の著者は第二イザヤ、五六~六六章の著者は第三イザヤと仮に呼ばれる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

イザヤ書
いざやしょ
The Book of Isaiah
『旧約聖書』の三大預言書の一つ。全体は大きく三つの部分に分かれ、第一部は1~39章、第二部は40~55章、第三部は56~66章。それぞれ第一イザヤ、第二イザヤ、第三イザヤとよばれることがある。第一イザヤは、紀元前8世紀の後半エルサレムで活動した預言者イザヤのことばを中心として編集されている。第二イザヤは、前539年ペルシアによって新バビロニア王国が倒され、ユダ王国の捕囚民がバビロンからユダに帰還を許される時期に書かれた。第二イザヤという無名の預言者が帰還の指導にあたって語ったことばが中心となっている。53章の「苦難の僕(しもべ)」の歌は、キリスト教ではメシア預言と解されている。第三イザヤは、第二イザヤの弟子が、帰還後の困難な時期に語った預言を集めたもので、前6世紀末に書かれたと思われる。[木田献一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

イザヤしょ【イザヤ書】
「旧約聖書」の第二三巻で三大預言書の一つ。腐敗堕落したユダヤ民族は神エホバの裁きを受けるが、救世主により、再び平和を得ると預言している。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

イザヤ書」の用語解説はコトバンクが提供しています。

イザヤ書の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation