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イタドリ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

イタドリ
Reynoutria cuspidata(Polygonum cuspidatum); Japanese knotweed
タデ科の多年草で,日本各地の路傍土手荒れ地などいたるところに生育する。植生の破壊されたあとに第1次に侵入する植物の一つである。地下茎が発達し,節ごとに地上を出す。茎は高さ 50~150cmに達し,中空で,節にはオクレア (葉靴) と呼ばれる褐色膜質のがある。葉は1~2cmの柄があって互生し,長さ6~15cmの卵状楕円形で,基部は葉柄に対しほぼ直角直線をなす。夏から秋に,次々と円錐状の花序を葉腋に生じ,多数の小さな白花を密につける。雌雄異株で,雌花では花後に子房が花被片とともに生長し,花被片の外側にを生じて3稜形となる。しばしば高山帯にまでのぼることがあり,全体に小型化して果実が赤くなる傾向がある。このような高山型をメイゲツソウ (明月草) と呼ぶ。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

イタドリ
日本や中国などに分布する高さ1・5メートルほどになるタデ科の多年草。日当たりのよい斜面や荒れ地などに育ち、地下茎で増える。春先の赤っぽい芽は独特の酸味があり食用となる。欧州のほか北米やニュージーランドでも野生化し、旺盛な生育ぶりが問題となっている。
(2010-03-17 朝日新聞 朝刊 3社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

イタドリ【Japanese knotweed】
海岸から高山までの日当りのよい場所に普通に生ずる,雌雄異株のタデ科多年草(イラスト)。多くの地方名があり,古くはタジヒサイタヅマともいわれた。 茎は太く,直立し高さ50~200cm,分枝する。若い茎は軟らかくたけのこ状で,太いものは直径4cm。よく分岐した地下茎より出て,群生する。根は肥大し,地下1mに達する。葉は広卵形で長さ6~15cm。葉鞘(ようしよう)は膜質。花期は8~10月。花は葉腋(ようえき)や茎頂の大きな円錐花序につく。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

イタドリ
いたどり / 虎杖
[学] Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.

タデ科の多年草。地下茎は横走して所々に新苗を出す。茎は直立し、高さ1.5メートルに達し、中空で紫紅斑(はん)があり、上部はよく分枝し、微小突起がある。葉は互生し、卵形で長さ6~15センチメートル、先は短く鋭くとがり、基部は切形(せっけい)。脈上に粗毛があるほかはほぼ無毛。葉柄は1~3センチメートル、鞘(さや)は乾膜質。花は7~10月、葉腋(ようえき)から出る枝の先に円錐(えんすい)状につく。雌雄異株。花被(かひ)は白色、長さ1.5ミリメートル。雄花には8本の雄しべがある。雌花は外側の花被3枚が花期後に大形となり背部に翼が出て果実を包み、倒卵形で先端はへこみ、長さ8~10ミリメートル。果実は三稜(さんりょう)形で長さ2.5ミリメートル、黒または黒褐色で光沢がある。北海道から九州にかけての荒れ地に普通にみられ、朝鮮、中国にも分布する。古くから山菜として茎を食用とするほか、若葉は乾燥してたばこの代用とし、根茎は薬用にする。花が紅色のものをメイゲツソウ(明月草)とよんで区別する。本州の日本海側には葉の裏面の脈上に毛の集まるものがあり、変種ケイタドリという。

[小林純子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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