●イタドリ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イタドリ
Reynoutria cuspidata(Polygonum cuspidatum); Japanese knotweed
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朝日新聞掲載「キーワード」
イタドリ
(2010-03-17 朝日新聞 朝刊 3社会)
出典:朝日新聞掲載「キーワード」
世界大百科事典 第2版
イタドリ【Japanese knotweed】
出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)
イタドリ
いたどり / 虎杖
[学] Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.
タデ科の多年草。地下茎は横走して所々に新苗を出す。茎は直立し、高さ1.5メートルに達し、中空で紫紅斑(はん)があり、上部はよく分枝し、微小突起がある。葉は互生し、卵形で長さ6~15センチメートル、先は短く鋭くとがり、基部は切形(せっけい)。脈上に粗毛があるほかはほぼ無毛。葉柄は1~3センチメートル、鞘(さや)は乾膜質。花は7~10月、葉腋(ようえき)から出る枝の先に円錐(えんすい)状につく。雌雄異株。花被(かひ)は白色、長さ1.5ミリメートル。雄花には8本の雄しべがある。雌花は外側の花被3枚が花期後に大形となり背部に翼が出て果実を包み、倒卵形で先端はへこみ、長さ8~10ミリメートル。果実は三稜(さんりょう)形で長さ2.5ミリメートル、黒または黒褐色で光沢がある。北海道から九州にかけての荒れ地に普通にみられ、朝鮮、中国にも分布する。古くから山菜として茎を食用とするほか、若葉は乾燥してたばこの代用とし、根茎は薬用にする。花が紅色のものをメイゲツソウ(明月草)とよんで区別する。本州の日本海側には葉の裏面の脈上に毛の集まるものがあり、変種ケイタドリという。
[小林純子]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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