●イペリット
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イペリット
ypérite
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デジタル大辞泉
イペリット(〈フランス〉ypérite)
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世界大百科事典 第2版
イペリット【yperite】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
イペリット
いぺりっと
yperite
ビス(2-クロロエチル)スルフィドの慣用名。純品は無色無臭であるが、工業製品は褐色でカラシ臭をもつことからマスタードガスともよばれる。
ビス(2-ヒドロキシエチル)スルフィドに塩化水素を通ずるか、塩化硫黄(いおう)にエチレンを通ずることにより合成される。水に難溶で、有機溶媒に可溶。皮膚、内臓に対しきわめて強いびらん性をもち、その毒性は遅効的かつ持続的である。第一次世界大戦時にベルギーのイーペルでの戦闘(イーペルの戦い)中に毒ガス兵器として用いられ、この名でよばれるようになった。ほかにチオコールゴムなど有機合成材料としても用いられる。
[山本 学]
『宮田親平著『毒ガスと科学者――化学兵器はいかに造られたか』(1991・光人社)』▽『ルッツ・F・ハーバー著、佐藤正弥訳・井上尚英監修『魔性の煙霧――第一次世界大戦の毒ガス攻防戦史』(2001・原書房)』
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精選版 日本国語大辞典
イペリット
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化学辞典 第2版
イペリット
イペリット
yperite
[同義異語]マスタードガス
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