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インフォームド・コンセント【いんふーむど・こんせんと】

妊娠・子育て用語辞典

いんふーむど・こんせんと【インフォームド・コンセント】
日本語では「説明と同意」とも訳されています。受けようとする医療行為について、その目的や方法、予想される結果や危険性など、患者が十分な説明を受け、そのうえではじめて同意するという意味。「患者が選択して、同意する」という意味を込めて「インフォームド・チョイス」という言葉が用いられることもあります。また最近は「EBMに基づく説明」が重要、とされています。

出典:母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授)
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知恵蔵

インフォームド・コンセント
「十分に知らされた上での同意」と訳されることが多い。1990年1月、日本医師会生命倫理懇談会が、医療の中にインフォームド・コンセントを根づかせることが、患者と医師の信頼関係を築くとの報告書を出した。医療や新薬臨床試験(治療試験)などが医師側の都合だけで行われると、患者の権利が侵害される。また、患者の協力なしには効果の上がらない治療も少なくない。欧米では、患者が医師から医療内容を詳しく知らされ、納得した上で治療を進めることが必要とされる。具体的には、病気の内容、どんな治療法があるか、治る確率や治療の問題点、危険性などを、患者が理解できる言葉で医師が知らせる。欧米のがん告知、患者の治療選択権などはこの基本的な考えに根ざして、患者の選択を重視するインフォームド・チョイス(informed choice)に移りつつある。95年には厚生(現・厚生労働)の検討会(柳田邦男座長)が、遺伝子治療や新薬の臨床試験などの時には「文書で説明し、文書でインフォームド・コンセントを取り付けることが望ましい」とする報告書をまとめた。
(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

葬儀辞典

インフォームド・コンセント
医学的処置や治療に同意するために必要な医療情報を医師から受ける権利。

出典:葬儀ベストネット
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

インフォームド・コンセント
informed consent
直訳すると「知らされた上での同意」。医師が患者に治療法の種類や長所短所などをすべて話した上で,患者の考えを反映させて医療の内容を決めていく方式臓器移植等の危険を伴う措置に先立って,また脳死状態になったときに生命維持装置をはずすか否か,といったケースでは,このインフォームド・コンセントが必要とされる。米英が発祥とされる。日本の医療は,医師が患者に一方的に「与える」あるいは「施す」ものであり,医療内容に関して患者が意見を述べるなどということは考えられなかった。だが,医療というものは本来,医師と患者の共同作業で進められていく性格のものである。 1990年1月の日本医師会の生命倫理懇談会がまとめた「説明と同意」の報告書では,医師が日常診療の場で,(1) 病名と病気の現状,(2) 行なおうとする治療の方法,(3) その治療方法の危険度,(4) 病気についての将来予測等を患者に説明し,同意を得るよう求めている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

インフォームド・コンセント
いんふぉーむどこんせんと
informed consent
患者が医師から治療法などを「十分に知らされたうえで同意」すること。医師側が患者の権利を無視して自分たちの都合だけで医療を行うことのないようにと、欧米では1960年代に確立した概念。日本では、1990年(平成2)に日本医師会生命倫理懇談会が「説明と同意についての報告」を出してから一般的に知られるようになった。欧米では、インフォームド・コンセントの内容は、病気の説明と各種の治療法、治る確率や治療の問題点、危険性などに及び、効果の確立していない実験的治療や臨床試験薬を使う場合にはとくに不可欠であるとされる。なにも治療をしない場合や他の病院での治療法とも比較して、患者に理解できる平易なことばで説明することになっている。[田辺 功]
『チャールズ・RK・ハインド編、岡安大仁監訳、高野和也訳『いかに「深刻な診断」を伝えるか――誠実なインフォームド・コンセントのために』(2000・人間と歴史社) ▽宮本恒彦編著『実践インフォームドコンセント――患者にとってよりよい医療提供のために』(2003・永井書店) ▽星野一正著『インフォームド・コンセント――患者が納得し同意する診療』(2003・丸善) ▽前田正一編『インフォームド・コンセント――その理論と書式実例』(2005・医学書院)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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