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ウィッテンベルク

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ウィッテンベルク
Wittenberg
ドイツ中北部,ザクセンアンハルト州の都市。デッサウ東方のエルベ川沿いに位置する。 1212年ザクセン選帝侯アスカニエル伯の居地となり,1293年都市権を得た。 1423年からはザクセン選帝侯ウェッティン家の居地となった。 1502年創立のウィッテンベルク大学 (1817年ハレ大学合併) では,マルチン・ルターメランヒトン教授陣に加わっていた。宗教改革は 1517年 10月 31日にルターが,ウィッテンベルク城付属聖堂の扉に「95ヵ条の提題」を釘づけにしたことから始まった。市は 1806~14年ナポレオン軍に占領され,同聖堂は対フランス戦争中に破壊されたがのちに修復青銅の扉に「提言」が刻まれている。このほか,市内にはルターにまつわる記念建造物が散在しており,アイスレーベンに残るものとともに,1996年世界遺産の文化遺産に登録された。河港ならびに鉄道交通の便に恵まれ,化学,機械,石鹸などの工業が立地人口4万 9682 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉

ウィッテンベルク(Wittenberg)
ドイツ中北部、エルベ川に面する都市。大学町として発展ルター宗教改革運動の根拠地。化学・機械工業発達

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世界大百科事典 第2版

ウィッテンベルク【Wittenberg】
ドイツ中東部,ザクセン・アンハルト州の都市。エルベ川右岸に位置する。人口8万7000(1991)。1293年都市法が認められる。16世紀初めにルターが宗教改革運動を興した地として知られ,〈ルターシュタット(ルターの町)〉とも呼ばれる。ルターとメランヒトンはともに,1502年ザクセン選帝侯フリードリヒ賢侯により創設されたウィッテンベルク大学の教授であり,彼らを慕って多くの学生がこの町に集まった。その後,大学都市として発展し,人口も急増

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ウィッテンベルク
うぃってんべるく
Wittenberg

ドイツ中東部、ザクセン・アンハルト州の都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。フレーミング丘陵の南端、エルベ川右岸の標高63メートルにある。人口4万9000(2000)。鉱工業の中心地で鉄道の結節点。機械、化学、食品加工、ゴムなどの工業が行われ、窒素工場がある。水運に恵まれ、中世には穀物、ぶどう酒、木材、鉄、魚の積み換え権とザクセン領内の塩の専売権をもっていた。16世紀宗教改革の中心地であり、ルター都市ともよばれる。

[佐々木博]

歴史

1180年に史料に初出するが、都市として認められたのは1293年のことである。1422年までアスカニア家領に属したが、1423年ザクセン選帝侯家のウェッティン家領に属することになった。1485年以後は選帝侯家のエルンスト系ウェッティン家の居城所在地となった。フリードリヒ賢公は1502年そこに大学を建設し、その大学の神学部教授ルターによる宗教改革運動開始後は、宗教改革の中心地として一躍脚光を浴びた。1517年にルターが「九十五か条の論題」をその扉に貼付(ちょうふ)したと伝えられる城付属の教会やその他多くの宗教改革の記念碑的な建築物はいまも残るが、当時の人口は約2400人にすぎなかった。1547年アルベルト系ウェッティン家に割譲されて、選帝侯の居城の所在地としての地位を失い、1815年にはプロイセン領となり、1817年大学はハレに移されて、ハレ大学に統合され、ハレ・ウィッテンベルク大学となった。

[中村賢二郎]

世界遺産の登録

城付属の教会を含む建造物群は、同州アイスレーベンに残るルターの生家などとともに1996年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「アイスレーベンとウィッテンベルクにあるルターの記念建造物群」として世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。

[編集部]

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精選版 日本国語大辞典

ウィッテンベルク
(Wittenberg) ドイツ東部、ザクセンアンハルト州の都市。一六世紀初頭に創立された大学でルターが神学教授を勤め、宗教改革の神学上の中心地となった。

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