●ウイット
デジタル大辞泉
ウイット(wit)
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ウイット
ういっと
wit
機知、頓知(とんち)、才知。ウイットとは本来知力のことだったが、イギリスにおいて17世紀ごろから、当意即妙な発想を意味するようになった。とりわけダンの詩には鋭い奇想が随所にみられ、それがウイットの典型となった。18世紀には理性と想像力をともにしたきわめて都会的、文明的でしゃれた発想のことをいうようになり、アディソンのエッセイ、ロチェスター伯の詩などにその優れた例をみるが、ややもすればポープの詩やスウィフトの散文にみられるように、辛辣(しんらつ)さを加えて風刺に流れる傾向が生じた。コールリッジによれば、ユーモアは本質的におかしさにかかわるが、ウイットは驚きを伴い、非個性的な知性より生じるものであるという。
[船戸英夫]
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精選版 日本国語大辞典
ウイット
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