●ウェストミンスター憲章【ウェストミンスターけんしょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ウェストミンスター憲章
ウェストミンスターけんしょう
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ウェストミンスターけんしょう【ウェストミンスター憲章 Statute of Westminster】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
ウェストミンスター憲章
うぇすとみんすたーけんしょう
Statute of Westminster
1931年12月11日に成立した、イギリスとイギリス連邦内の自治領との関係を定めた法律。第一次世界大戦後、イギリス帝国内自治領のイギリス本国からの自立化傾向は、とくに南アフリカ連邦と新自治領アイルランド自由国を中心に強まりをみせた。そのなかで1926年に開かれた帝国会議は、イギリスと各自治領とが、イギリス連邦の構成メンバーとして互いに同等の地位を有していることを確認した。ウェストミンスター憲章はこの原則を法制化したもので、イギリス議会が自治領諸国に対して優越権をもたないことをはっきり規定した。これにより、自治領の制定した法律がイギリスの法律と矛盾するとして無効になることはなくなった。
[木畑洋一]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
旺文社世界史事典 三訂版
ウェストミンスター憲章
ウェストミンスターけんしょう
Statute of Westminster
1926年のイギリス帝国議会で,イギリス帝国の名称を改めて,イギリス連邦とすることが決議された。それを受けたもので,構成国は,イギリス連邦内において地位が対等な自治社会で,国王に対する共通の忠誠によって結合されるとした。自治領はカナダ・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ連邦・アイルランド自由国・ニューファンドランドを意味し,自治領議会の法は本国の法と矛盾するだけでは無効とされず,また本国の法は自治領の要求と同意なしには適用されないと規定した。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「ウェストミンスター憲章」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●ウェストミンスター憲章の関連情報
関連キーワード
| 五所平之助| 島津保次郎| 清水宏| 斎藤寅次郎| 溝口健二| 衣笠貞之助| 田坂具隆| プドフキン| 山本嘉次郎| バルトーク|