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ウォンサン(元山)市【ウォンサン】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ウォンサン(元山)〔市〕
ウォンサン
Wǒnsan
北朝鮮,カンウォン (江原) 道の北部にある港湾都市。道庁所在地。 1949年ハムギョンナム (咸鏡南) 道から編入された。クミャ湾 (旧称永興湾) の湾奥南岸にあり,日本海の風波からカルマ (葛麻) 半島と島嶼で守られる。朝鮮半島の東海岸では屈指の天然の良港である。漁港であったが,1880年開港。 1914年キョンウォン (京元) 鉄道,1928年ハムギョン (咸鏡) 鉄道の開通によって鉄道交通の要地となり,車両工場や操車場が設けられた。また精油,鉛と亜鉛の精錬,造船などの工業が発達し,農産物,水産物の集散でもにぎわった。 1941年にはピョンウォン (平元) 鉄道によってピョンヤン (平壌) とも結ばれた。朝鮮戦争で徹底的に破壊されたが,その後港湾施設,造船所,車両工場が再建され,化学工場が建設された。 1971~76年の6ヵ年計画期間に造船所が整備拡充された。漁港でもあるため,水産加工も活発である。鉄道はピョンラ (平羅) 線にトンヘプクプ (東海北部) 線とチョンニョンイチョン (青年伊川) 線が接続する。北東部にあるソンドウォン (松濤園) 海水浴場は白砂青松で北朝鮮では最も有名。ソンドウォンの裏手に東方式公園が新設された。人口 27万 4000 (1987推計) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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