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ウロン酸【ウロンさん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ウロン酸
ウロンさん
uronic acid
糖のアルデヒド基またはカルボニル基をそのままにして,他端の第一アルコール基 CH2OH を COOH に替えた形式の化合物総称。糖の名称の語尾 oseを uronic acidと替えた名称をつけるのでグルコース glucoseやガラクトース galactoseから誘導されるものは,グルクロン酸ガラクツロン酸と呼ばれる。グルクロン酸は解毒に重要な役目を果すと同時に,ヒアルロン酸コンドロイチン硫酸などの粘質多糖類の構成成分としても重要である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ウロン‐さん【ウロン酸】
uronic acid》糖の酸化により生ずる化合物。動物体内の解毒機構に関与するといわれる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

ウロン酸
 アルドース炭素鎖末端の-CH2OH基が酸化され,-COOHになった化合物の総称.グルクロン酸,ガラクツロン酸など(構造式⇒グルクロン酸).

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ウロンさん【ウロン酸 uronic acid】
糖酸の一種。アルデヒド基を有する単糖類,すなわちアルドースの末端第一級アルコール性炭素が酸化されてカルボン酸になったヒドロキシアルデヒド酸の総称。広義には,ケト基をもつ単糖類,すなわちケトースの末端アルコールが酸化された場合(どちらの末端が酸化されるかに応じて2種類存在する)も含むが,一般には前者アルドウロン酸をさす。母体となるアルドースの語幹を付して,グルクロン酸,ガラクツロン酸,マンヌロン酸などと呼ぶ。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ウロン酸
うろんさん

アルデヒド基とカルボキシ基(カルボキシル基)とをもつ糖の誘導体の総称で、天然にはグルクロン酸、マンヌロン酸、ガラクツロン酸、L-イズロン酸の4種が存在する。D-グルクロン酸はD-グルコースのウロン酸に相当するもので、コンドロイチン硫酸などのグリコサミノグリカン(ムコ多糖)およびアラビアゴム、麦わら、木材などの植物性構造多糖類の構成成分として広くみられるほか、動物の解毒作用に関係し、いろいろな化合物と抱合してグリコシド結合したグルクロニドとして尿中に排泄(はいせつ)される。また、D-マンヌロン酸はアルギン酸中に、D-ガラクツロン酸はペクチン中に、L-イズロン酸はヘパリンなどに、それぞれ存在する。

[村松 喬]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版

ウロン酸
ウロンサン
uronic acid

glycuronic acid.一般には,アルドースの第一級アルコール基だけをカルボキシル基に酸化した,ポリヒドロキシアルデヒド酸(アルドウロン酸)のみをさすが,広義には,ケトースの同族体であるポリヒドロキシケト酸も含める.特定のウロン酸をよぶにはその母体となる糖の語幹を接頭語として,D-グルクロン酸,D-ガラクツロン酸D-マンヌロン酸,L-グルロン酸,L-イズロン酸などという.天然には,この5種類の存在が知られ,多くは動物,植物の多糖,とくにペクチンアルギン酸ムコ多糖中にグリコシド結合して存在している.ウロニド結合が加水分解を受けにくいために,これら多糖から遊離のウロン酸を得ることは困難であり,一般には,糖酸のモノラクトンを還元するか,または糖のヘミアセタール性ヒドロキシ基を適当に保護したのち,酸化すると得られる.ウロン酸はアルドースと同様に還元性を示す.ナフトレゾルシンと塩酸とを加えて熱すると青紫色を示し,この色はエーテルやベンゼンで抽出できる.カルバゾール-硫酸反応によって紅色を示し,比色定量に利用される.ウロン酸は生化学的に重要であり,とくにグルクロン酸はアスコルビン酸生合成の中間物質であるほか,動物体内で分解されにくいある種の毒物と配糖体を形成して尿中に排出されるので,解毒作用に関与していると考えられている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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