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ウード

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ウード
Eudes; Odo
[生]860?
[没]898.1.1. ラフェール
パリ伯,西フランク王 (在位 888~898) 。オドとも呼ばれる。 885~886年のノルマンの侵略に際しパリ防衛に成功し,888年カロリング朝のシャルル3世 (肥満王) に代わって西フランク王となった。しかしフランドルのボールドウィン2世の反抗やアキテーヌにおける反乱に妨害され,ノルマンと妥協し東フランク王アルヌルフの優位を認めた。アキテーヌに滞在中にランスの司教フルクが,893年カロリング朝のシャルル3世 (単純王)を戴冠させたため,2人の王の間で内乱が始まったが,シャルルは敗れてウードの王位を認め,ウードもセーヌとミューズ間の土地をシャルルに与えた。死に際して弟ロベール1世にシャルルを支持するように遺言した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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ウード
`ūd
アラブ諸国,トルコおよびイランで使われる鳴楽器。西洋なしを縦割りにした形の寄木細工と,フレットのない短い棹をもつリュート属の撥弦楽器で,腹面には薄い板が張ってある。糸蔵は後方に折れ曲り,糸巻はその両側から横に差込まれる。今日のウードは5~6コースの複弦 (羊腸弦あるいはナイロン) で,基本的に4度関係を保って調弦される。ただしマカームの性格によってはこの調弦法も変りうる。表板の中央よりやや上方に,象牙などの透かし彫で飾った響孔があり,ブリッジ (駒) は表板上に固着される。両者の間に鼈甲などの薄い板でつくった撥面が張られ,奏者は楽器を水平にかかえて,の撥を撥面に打ちつけるようにして弦をはじく。ウードは9世紀以来,アラビア古典音楽で最も重んじられた楽器で,古来の音楽理論家はこの楽器によって音階理論やエートス論を展開した。またウードはヨーロッパのリュートの祖先であり,lute (イギリス) ,luth (フランス) ,laud (スペイン) ,Laute (ドイツ) などの名称も,アラビア語 al-`ūdに由来している。なお楽器史では,ササン朝ペルシアのバルバットがウードの原型となったと考えられるので,中国および日本の琵琶とも姉妹関係になる。

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デジタル大辞泉

ウード(〈アラビア〉‘ūd)
アラブ諸国で用いる撥弦楽器。半球形の胴に棹(さお)が付き、8~14本の弦を2本ずつ同音に調弦し、鳥の羽の軸ではじいて演奏する。アラブ音楽の中心的楽器で、リュート琵琶(びわ)と同系といわれる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

ウード【‘ūd[アラビア]】
アラブ音楽の中心的楽器(イラスト)。ヨーロッパのマンドリン,日本の琵琶と似た形で西洋梨形の胴をもつ弦楽器。木製で,糸巻のある先端半分ほどが後方へ傾斜した柄をもつ。フレットはない。弦はガット,ナイロン,または金属製で,4弦または5組の複弦,あるいは5組の複弦プラス単弦など,数はさまざまである。西アジアから北アフリカまで広く分布し,各地方により少しずつ形や装飾が異なる。調弦法も地域により,大きく分けて2種類のタイプがある。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ウード
うーど
‘ūd アラビア語

アラブ諸国で用いられている撥弦(はつげん)楽器。アラビア語で「木」を意味する。ペルシア起源と考えられ、7世紀には中近東で広く使用されていた。9世紀にイベリア半島に導入され、西洋のリュートの原型となる。一般的な形態は、洋ナシ型の共鳴胴と、フレットのない、糸蔵(いとぐら)が後方に折れた棹(さお)からなり、胴の中央部には透(すかし)彫りのついた響孔、その下方に木板やべっこうの撥面をもつ。この形態は、同じ西アジア起源とされている琵琶(びわ)(ただしフレットなし)と共通する。地域によって弦の数は異なるが、8~14本の弦が2本ずつ同音調律されている場合が多い(たとえばエジプトではG3―A3―D4―G4―C5など)。独奏、合奏、歌の伴奏用に使われるが、フレットがないため微小音程を表出しやすい一方、持続音を出しにくいので、細かい装飾音をつけたり、トレモロ奏法を用いたりして単旋律を奏する。

[山田陽一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ウード
〘名〙 (‘ūd) アラブ・イラン・トルコの音楽に用いられる撥弦楽器。胴はマンドリンに似ており、普通五弦。

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