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エウセビオス[カエサレア]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

エウセビオス[カエサレア]
Eusebios of Caesarea
[生]265頃.パレスチナ/カエサレア
[没]339.5.30. カエサレア
神学者。キリスト教界最初の教会史編述者,「教会史の父」と称せられる。カエサレアでオリゲネスの学統を継ぐパンフィロスに学び,オリゲネスの残した文庫に親しみ学殖を深めた。ディオクレチアヌス帝の迫害を逃れてのち,313年カエサレアの司教となる。 324年以後皇帝コンスタンチヌス大帝の信任を得,みずからまた大帝の賛美者となる。ニカイア公会議 (325) ではオリゲネス派の代表者として正統派のホモウシオス信条に署名したが,その後の論争ではアタナシウス派およびニカイア公会議反対の立場に転じ,神学的に一貫しなかった。主著に『年代記』 Chronikoi kanones,『教会史』 Ekklēsiastikē historia,『パレスチナ殉教伝』『コンスタンチヌス大帝伝』などがあり,なかでも『教会史』 10巻 (325まで) は今日散逸した多くの資料からの引用を含み,3世紀までの教会についてかけがえのない著作となっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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