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エチルベンゼン

世界大百科事典 第2版

エチルベンゼン【ethylbenzene】
芳香族炭化水素の一つ。引火性のある無色液体で,融点-94.98℃,沸点136.19℃,比重0.866(25℃)。水に不溶,ほとんどの有機溶媒と均一に混ざる(溶ける)。ベンゼン,トルエン,キシレンとともに主要な芳香族石油化学製品の一つであり,広範で重要な主要化学原料である。工業的には,主として,ベンゼンを酸触媒(液相法では塩化アルミニウムなど,気相法ではリン酸担体)を用いエチレンアルキル化して製造される。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

エチルベンゼン
えちるべんぜん
ethylbenzene
代表的なアルキルベンゼンで、キシレンの異性体。フェニルエタンともいう。
 芳香族炭化水素に特有のにおいをもつ無色液体。石油のC8留分の成分だが、各成分は沸点が接近しているので分離はむずかしい。工業的には塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素、リン酸などの触媒の存在下、ベンゼンにエチレンを吹き込んで製造する。酸化鉄‐三酸化クロム‐炭酸カリウム系脱水素触媒の存在下で600℃前後の高温に加熱すると、エチル基CH3-CH2-がビニル基CH2=CH-に変化してスチレンになる。この方法により、合成樹脂や合成ゴムの原料として重要なスチレンが工業的に製造される。エチルベンゼンは酸化すると安息香酸を与え、光塩素化でα(アルファ)-位が塩素化される。[向井利夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版

エチルベンゼン
エチルベンゼン
ethylbenzene

C8H10(106.17).C6H5C2H5.石油精製の際のキシレン留分中に含まれるが,ベンゼンにエテンをフリーデル-クラフツ付加させて製造される.無色の液体.融点-94.4 ℃,沸点136 ℃.0.8671.1.4960.引火点20 ℃.多くの有機溶剤とまざる.脱水素してスチレンを製造する.[CAS 100-41-4]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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