@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

エックハルト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

エックハルト
Eckhart, Meister Johannes
[生]1260頃.ホッホハイム
[没]1328頃.アビニョン
ドミニコ会士。 14世紀ドイツ神秘主義最高峰をなす哲学者。 1293年パリに学び,1304年ドミニコ会ザクセン管区長。 14年以後シュトラスブルク (ストラスブール) ,次いでケルンで教授,説教活動。 26年異端嫌疑を受け,29年には作中の 28ヵ所が有罪とされた。ドミニコ会士としてアリストテレスの伝統を受継いだ反面,アウグスチヌス,プロチノス,偽ディオニュシオス,モーゼス・マイモニデスの影響を受けて,浄化を通しての「魂の火花」による神との意志的な神秘的合一を説いた。また当時ドイツで最も人気ある説教家であった彼はドイツ語で著作し,多くの抽象語彙をドイツ語に加え,後世に大きな影響を与えた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

エックハルト(Johannes Eckhart)
[1260ころ~1327]ドイツの神学者。ドミニコ会士。一般にマイスター=エックハルトとよばれる。神秘主義の代表的人物で、魂と神との神秘的合一を説いたが、死後の1329年、教皇によって異端と断罪された。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

エックハルト【Johannes Eckhart】
1260‐1328
ドイツ神秘主義の代表的思想家。Meister Eckhartの尊称で知られる。中部ドイツ,チューリンゲン地方のホーホハイムに生まれ,若くして托鉢修道会ドミニコ会に入る。パリ大学およびドミニコ会のケルン神学大学に学ぶ。以後同修道会において,エアフルト修道院長,ザクセン管区長,総会長代理などを歴任し中枢的な実践的指導者として活動。他方トマス・アクイナスをつぐすぐれたスコラ学者・神学者としてドミニコ会よりパリ大学に講義のため3度派遣され(その間1302年神学博士号を受ける),最晩年にはケルン神学大学の学頭をつとめる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

エックハルト【Johannes Eckhart】
1260頃~1327 一般に Meister Eckhart と呼ばれる ドイツの神秘主義者。ドミニコ会士。説教者として活躍。「存在は神である」との言葉を残し、人は神のうちに生き存在していると説いた。汎神論的として異端とされたが、のちの神秘主義に重大な影響を与えた。著「神の慰めの書」など。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

エックハルト
えっくはると
Meister Johannes Eckhart
(1260ころ―1327/1328)
中世ドイツの神秘主義思想家。中部ドイツに生まれ、ドミニコ会に入ってケルン、パリなどに学ぶ。のちザクセン地区管区長(1303)、ボヘミア地方副司教(1307)など会の要職にあって、その管轄下の尼僧院の霊的指導をゆだねられていたと考えられる。またパリ、ケルンの大学でも教えた。同じドミニコ会の先駆者アルベルトゥス・マグヌスに続くスコラ学者であるとともに、説教者としても大きな感化を及ぼしたのは、こうした多面的な活動による。ドイツ語による説教、論説は多くの写本として流布し、ラテン語の著作とともに、その思想を知る重要な資料をなしている。晩年、なんらかの理由からケルンの大司教による告発を受け、1329年、その著作からとられた28の命題が、教皇ヨハネス22世の教書で異端的と宣告された。しかしその思想は弟子タウラーやゾイゼHeinrich Seuse(1295?―1366)らに継承され、中世から近世へかけて、多くの神秘主義思想の源流となった。
 総じて彼の神秘主義は、キリストとの愛の合一を説く情感的なものではなく、知的、思弁的な色彩が強い。その中心をなすのは「魂の根底」または「魂の火花」の概念である。人が純粋に神を念じ、自己を脱却していくならば、ついには神がつねに心に現前するようになる。これが「魂(の根底)における神(の子)の誕生」であり、神と自己との合一にほかならない。しかもこの神は、伝統的な人格神というよりは、それを超えた「神性」である。このように人格的神をも突破して「神性の無」に到達しようとするところに、エックハルトの背景をなす新プラトン主義的な否定神学の影響をみることができる。さらに、ただ瞑想(めいそう)に沈潜するにとどまらず、神との合一から進んで現実の活動に立ち向かうことが求められる。ここに、一部はその時代の精神とも関連した活動性を認めることができる。[田丸徳善]
『エックハルト著、相原信作訳『神の慰めの書』(1949・筑摩書房/講談社学術文庫) ▽上田閑照編『ドイツ神秘主義研究』(1982・創文社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

367日誕生日大事典

エックハルト
生年月日:1664年9月7日
ドイツの歴史家
1730年

出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

エックハルト
(Johannes Eckhart ヨハネス━) ドイツの神学者。ドミニコ派神秘主義の代表者。死後、その汎神論的傾向は異端とされた。著に「神の慰めの書」がある。(一二六〇頃‐一三二七

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

エックハルト」の用語解説はコトバンクが提供しています。

エックハルトの関連情報

関連キーワード

関西学院大学グッズ中央大学オリジナルグッズ文応バイバルスマムルーク朝チャガタイ・ハン国日蓮元の時代(年表)北海道大学認定オリジナルグッズ(文房具)中央大学ラクーンズグッズ

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation