●エル・グレコ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
エル・グレコ
El Greco
[生]1541. クレタ島,カンディア
[没]1614.4.7. スペイン,トレド
スペインの代表的画家。本名 Doménikos Theotokópoulos。ベネチア,ローマで修業し,ベネチア派,特にティントレットとヤコポ・バッサーノの影響を受けた。のちにスペインに渡り,1577年以降はトレドに定住し,スペイン美術の伝統を吸収しながら独自の画風を確立し,優れた宗教画,肖像画を数多く残した。1586年,サント・トメ聖堂の『オルガス伯爵の埋葬』で不動の名声を確立。これは下半部の埋葬場面では先鋭な写実力を示し,上半部の天上界の描写では奔放な幻想性をみせる神秘的な宗教画である。その他の作品には『聖衣剥奪』(1577~79,トレド大聖堂),『聖マウリティウスの殉教』(1580~82,エルエスコリアル修道院),『ラオコーン』(1610~14,ワシントンD.C.,ナショナル・ギャラリー)などがある。
[没]1614.4.7. スペイン,トレド
スペインの代表的画家。本名 Doménikos Theotokópoulos。ベネチア,ローマで修業し,ベネチア派,特にティントレットとヤコポ・バッサーノの影響を受けた。のちにスペインに渡り,1577年以降はトレドに定住し,スペイン美術の伝統を吸収しながら独自の画風を確立し,優れた宗教画,肖像画を数多く残した。1586年,サント・トメ聖堂の『オルガス伯爵の埋葬』で不動の名声を確立。これは下半部の埋葬場面では先鋭な写実力を示し,上半部の天上界の描写では奔放な幻想性をみせる神秘的な宗教画である。その他の作品には『聖衣剥奪』(1577~79,トレド大聖堂),『聖マウリティウスの殉教』(1580~82,エルエスコリアル修道院),『ラオコーン』(1610~14,ワシントンD.C.,ナショナル・ギャラリー)などがある。
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世界大百科事典 第2版
えるぐれこ【エル・グレコ】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
エル・グレコ
えるぐれこ
→グレコ
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